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ショタなペット【第三部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第三部】 86

翌日、朝食を終えた時である。
「今日はちょっと大切な話があるから聞いてほしいの。」
優花が突然言い出した。
「如何したの?」
香奈が聞き返すと、
「私……和己君との結婚式をしたいの。」
「「「「えぇ〜っ!!」」」」
香奈、美雪、風花、和己が一斉に声を挙げた。
「和己君が18歳になるまで待てないの。」
優花はそう続けるが、
「優花、いくらなんでもそれは……」
香奈が優花を抑え様とする。
「形だけで良いの。だからって和己君を独り占めしたりはしないから……ダメ…かな?」
「う〜ん……」
話を聞いていた風花は、座ったまま腕を組み唸った。すると美雪が
「和己は如何なの?」
と言う。
「え?僕は……」
「嫌なの?」
美雪は更に訊く。
「嫌じゃ……ないけど……」
「じゃあ良いんじゃない?私は賛成よ。」
美雪は結婚式に乗り気のようだ。
「美雪ちゃん……。そうね、風花は嫌?」
「私は……優花と和己君の気持ち次第だと思うわ。」
「じゃあ結婚式、挙げましょうか。」
香奈も賛成の様だ。
「そうね。」
風花がそう言うと優花は
「じゃあ早速ドレスとか決めなきゃね。」
と言った。洋式にする事は決めていたのだ。
「じゃあお料理とかも何とかしないと。」
香奈が言うと
「あ、私がしますわ。」
と美雪が言う。
「私も。」
風花も手を挙げた。
「え?お姉ちゃん良いの?」
優花は驚いた。風花はあまり賛成しないと思っていたのだ。しかし風花は
「可愛い妹の結婚式だからね。」
と笑顔を見せた。
「来賓は如何したいの?」
美雪が和己と優花に訊く。
「出来れば……一人だけ……呼びたい人が……」
優花が俯きながら恐々言う。美雪は努めて優しく
「そう。……良かったら教えてくれるかしら?」
と優花に訊く。
「絵美姉さまを……呼びたいです。」
「そうね……あの子は来て欲しいわよね。」
香奈は納得した様だ。しかし、
「和己君、平気かな?」
優花はそれが心配で、絵美を呼びたいことを恐々言ったのだ。しかし和己は
「大丈夫です。呼びましょう。」
と言った。
「でも、何処でやるの?」
ふと風花が言った。
「そうね……」
香奈もそう言う。
「うちのパーティールームじゃダメかしら?」
そう言ったのは香奈でも美雪でも風花でも優花でも和己でもなかった。
「「「「「え?」」」」」
全員が一斉に声をそろえ振り向くと、絵美が立っていた。そして
「だから、うちのパーティールーム。」
と再び言う。
「絵美姉さま……何時いらしたんですか?」

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