PiPi's World 投稿小説

ショタなペット【第三部】
官能リレー小説 - ショタ

の最初へ
 7
 9
の最後へ

ショタなペット【第三部】 9

「ただいま。」
香奈が帰ってきた。
「お帰り。ママ、何処に行ってたの?お姉ちゃんが心配してたわよ。」
優花が迎える。
「美雪ちゃんと一緒に小鳥遊家(美雪と和己の自宅)に行ってきたの。」(小鳥遊はタカナシと読む)
「ふ〜ん。」
優花が頷くと美雪が
「これ見てご覧。」
とアルバムを渡した。
「はい?……こ、これ和己君?可愛い〜!」
優花は玄関でアルバムを見ていたが、
「ダイニングに行って皆で見ましょう。」
と美雪に言われ、ダイニングに向かった。
「あ、ママ、香奈さんお帰りなさい。」
美雪は
「ただいま。家にあったアルバム持ってきたわ。風花ちゃん、優花ちゃんと一緒に見てみたら?」
と和己に言う。
「うわ〜和己君可愛い。あ、これって小学校の入学式?」
風花も大喜びでアルバムを見ている。
「あれ?この服装って……どこかで見たことが……」
優花が呟く。
「もしかして……優花さんに助けてもらった時の服装と同じなんじゃないですか?」
「え?」
事情を知らない風花が聞き返す。
「僕は昔から大人しくて泣き虫だったから……よく苛められて……。でもある時優花さんが僕の事助けてくれたんです。苛められて泣いてる時にいじめっ子達を叩きのめして助けてくれて……その上優しい言葉を掛けて慰めてくれたんです。」(第二部P74参照)
「へ〜。そんな前に出会ってたんだ。」
風花が感心したように言う。すると和己は
「僕は忘れていたんですけど、優花さんは覚えていて、文化祭の振り替え休日に出かけた時、思い出させてくれたんです。」
と言う。優花は
「運命だったのかもね。」
とおどけてみせる。
「ふふふ。」
後ろで笑っていたのは美雪である。
(持ってきて正解ね。)
しかし、テストが近いのであまりその話ばかりしているわけにもいかず、暫くすると誰からともなく部屋へ戻り、各自勉強に取り掛かった。

SNSでこの小説を紹介

ショタの他のリレー小説

こちらから小説を探す