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ショタなペット【第三部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第三部】 8

さて、百合宮家に視点を戻す。
「……それでね、もう酷かったのよ。絵美姉さまの家のペットにならなくて良かったわね。」
夕食後の団欒の席で優花は、絵美の家で見てきたことを和己に話していた。
「そうですね……。僕この家に来られてよかったです。」
「ふふ、ありがと。」
優花は笑顔でそう応える。そこへ香奈が
「あ、和己君コーヒー飲む?」
と訊く。
「あ、頂きます。」
平和な一時であった。
「ふふふ平和ね〜優花、ママ少し出かけるから和己君の面倒をみていなさい。」
「ママ行ってらっしゃい。」
「香奈さん、行ってらっしゃい。」
そこへ香奈が優花たちに出かけるのを告げると和巳と優花は香奈に行ってらっしゃいと言い香奈は部屋を出る。
香奈が部屋を出ると優花は
「ねえ和己君?」
と話しかける。
「何?……お、お姉ちゃん。」
「ふふ。和己君ってさ、前にゆずとか大葉とかパセリが好きって言ってたじゃない。」(第二部P93参照)
「うん、ああいうのって変かな?」
和己が聞き返すと優花は
「そう言いたいんじゃなくてね、私も和己君にプロポーズしてもらったからには和己君が好きなものを作れる様にしたいなって思ったの。」
と言う。優花は簡単に「プロポーズ」と言う言葉を使ったが、和己は赤くなって俯いた。
「それでね、明日の夕飯はチーズカツに青じそ(大葉)を入れて揚げてみたいんだけど如何かな?」
翌日の夕飯は優花が作ることになっているのだ。
「で、でも……お姉ちゃんテスト前でしょ?」
「大丈夫。それに和己君のためだもん。」
優花は自分の胸を叩きそう言うと
「じゃあ明日のお買い物表を作らなきゃね。」
とメモ帳を取り出した。
「え〜と……鳥ささみ肉にチーズと青じぞよね。それから……そうだ。枝豆が美味しい時期よね。」
優花は楽しそうにメモを作っている。そこへ風花が戻ってきた。
「あれ?ママは?」
「あ、お姉ちゃん、ママは出かけたわよ。」
「ふ〜ん。夕食後のこんな時間に何処行ったのかしらね?」
そう言うと風花はコーヒーを淹れ始める。
「あ、優花と和己君も飲む?」
「ありがと、お姉ちゃん私は飲むわ。」
「あ、僕もお願いします。」

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