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ショタなペット【第三部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第三部】 58

一方、地下室にも食事が運び込まれた。
絵美に惚れ、「これからずっと何でも言う事をきく従順なペットでいる」事を誓った瑠緒が春喜と桂の食事を作り運ぶ役目を担っていた。
「春喜君、桂君、大丈夫?絵美さんがお昼ご飯くれたけど……食べられる?」
ぐったりしている二人に話しかける瑠緒。
「うぅっ……な、何とか……」
顔を上げたのは春喜であった。オープンサンド一切れとカップ1杯のポタージュスープという粗末なメニューだった。だが、瑠緒が食事担当になってから多少暖かいものが食べられる様になっただけましであった。
「桂君は……無理そうだね……。お粥作ってこようか?」
桂の傍らにしゃがみ、瑠緒が言う。
「あ…ありがとう……。でも……それでも無理かも……」
「何か食べないと……あ、栄養調整食品見たいのあったかな……」
「え?」
桂は聞き返した。瑠緒は
「カ○リ○メイトのゼリー状の奴があったと思うから。それなら何とかなるかな?」
と言い立ち上がる。
「瑠緒君……」
「なんだい桂くん。」
「何で君は僕たちの世話をするの。
絵美さんに気に入られてるから、こんな事をしなくて良いんだよ。」
桂が璃緒に話しかけて来て璃緒はなにかときく。
桂は絵美に気に入られてる璃緒が自分の世話するのが理解出来ないのを話した。
「だって……もし僕が逆の立場だったら……」
瑠緒は呟くように言う。
「お情け……なの?」
桂が呟くと
「そ、そんなつもりは……」
瑠緒が俯く。そこへ
「瑠緒くん……ありがとう……」
春喜がそう言う。
その言葉を聞いて瑠緒も桂も黙りこくってしまった。

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