PiPi's World 投稿小説

ショタなペット【第三部】
官能リレー小説 - ショタ

の最初へ
 42
 44
の最後へ

ショタなペット【第三部】 44

「え〜テスト範囲は今回のところまで。次回は総まとめと質問の時間とする。」
風花も学期末のテストが近づいてきている。テストが行われるのは法学概論、古典文学、社会思想史、近現代史、多民族文化論、英語ライティング、政治学、倫理学概論、哲学そしてドイツ語である。
(優花も良い点取ったし、私も頑張んないとなぁ……)
講義が終わった後も大学図書館で、その閉館時間ギリギリまで勉強する風花であった。
図書館に残っていた友人とレストランで夕飯を済ませ、風花は家に帰った。
「ただいま。」
風花が家に着くと
「お帰り、風花。夕飯は?」
と香奈が迎える。
「夕飯は友達と済ませてきちゃった。」
「そう……まあ遅いからね。お風呂に入ってらっしゃい。」
「うん……」
と、そこへ
「あ、風花さんお帰りなさい。お疲れ様でした。」
と和己が言う。
「うん、ありがとう。」
その一言で少しだけ元気を取り戻した風花であった。

ザアァァァ
頭からシャワーを浴びる風花。
「はぁ……(疲れたわ……早く寝ようかしら……)」
深いため息をつき湯船で四肢を伸ばす。
「気持ち良い……体中の疲れがお湯の中に溶けていくみたい……」
体を浮かせ風花はゆっくりと疲れを取った。
「これで仕上げは……やっぱり和己君かな?」
風花はバスローブと着替えを持って和己の部屋に行った。
ガチャ
「和己君、私と寝て。」
和己は弾かれたように立ち上がり
「はい。」
と答える。
「悪いけど今日は疲れてるの。だからもう横になりたいの。」
「分りました。」
和己は風花が何を求めているか瞬時に読み取り、全裸でベッドに入る。
「ありがと。」
風花はそう言うとバスローブを脱ぎ、和己に抱きつく。
「苛めないから、そんなに怯え切った顔しないで。ちゅっ!」
風花は和己の唇を奪った。
「…………」
和己は風花にされるがまま無言であったが、表情は明るかった。
風花のキスは昔の様な一方的で強引でなく温かい物だからである。

SNSでこの小説を紹介

ショタの他のリレー小説

こちらから小説を探す