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ショタなペット【第三部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第三部】 39

「優花はテスト如何だったの?」
「あ、一覧表がありますよ。」
優花の得点は
国語T:95点
漢詩:86点
数学T:88点
数学A:99点
英語リーディング:98点
オーラルコミュニケーション:97点
生物:89点
理科T:80点
地理A:96点(平均92点)
である。
「頑張ったわね。」
「絵美姉さまのも見せてくださいよ。」
「良いわよ。」
絵美の得点は
現代文T:95点
英文法:93点
政治経済:90点
近代史:99点
日本史A:97点
世界史A:100点
物理:90点
倫理:96点(平均95点)
であった。
「絵美姉さま凄いですね。」
「ありがと。学校のテストで点を取るのは簡単よ。」
「……そ…そうですか……」
「あら?優花ちゃん如何したの?」
「いえ……結構難しかったと思ったので……」
「ふふふっ。そのうち傾向と対策が分ってくるわ。今度の定期テストの時も10日くらい前に特訓してあげようか?」
「はい。お願いします。」
そんなことを話しながらティータイムを過ごした二人であった。
「ご馳走様。」
優花がそう言うと絵美は
「いえいえ。あ、優花ちゃん、私法学部だから。優花ちゃんが入学してくるの待ってるわよ。」
と言って笑顔を見せる。
「絵美姉さま……ほ、法学部ですか?」
「ええ。」
推薦された先が聖エルフェディア大学の中では偏差値が最も高い法学部という絵美。それに優花は腰を抜かさんばかりに驚いた。しかし絵美は、
「大丈夫よ。」
と言う。
「いえ……で、でも……」
「大丈夫よ。優花ちゃんは頑張り屋さんだからね。」
何か言おうとする優花に絵美はそう言い、頭を撫でた。
「あっ絵美姉さま……」
優花はなぜか真っ赤になった。
「あら?如何したの?」
「……思い出して……しまいました……」
俯いて言う優花。絵美は
「何を?」
とわかりきった事を訊く。
「お姉さまに……あ!」
優花は思わず『お姉さま』と呼んでしまった。この呼称は絵美と抱き合う時にのみ使っていたのだ。
「抱いて欲しいの?」
「……その気持ちがゼロだって言ったら……嘘になります……」
優花はそういうが絵美は優花に軽くハグをしただけで、
「和己君に慰めてもらいなさい。」
と言い、優花を家に帰した。
「優花、和己君を大事にしてね。」
去っていく優花を見ながら絵美は何所か寂しい顔をする。
「もしかしたら、璃緒くんが私の和己君かしら。でも、試験次第ね。」

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