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ショタなペット【第三部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第三部】 32

床にぐったりとしたまま倒れている瑠緒と桂、力なく頭を垂れ、四肢をチェーンに預ける春喜。
「じゃあ一休みにしようか。リビングにいらっしゃい。」
絵美はペット達に意識があることを確認し、亜衣、結花、真実、沙紀、理絵、理沙、芽衣、美奈、真衣、涼子の10人をリビングに誘った。
パーティーを開くことの多い九条院家のリビングは広く、11人なら余裕を持って入れるのだ。
「今お茶を淹れるから。」
絵美はダージリンティーを淹れる。
「どうぞ。」
絵美が席につくと
「ああいう男の子ってイイよね〜。」
と結花が言い出す。
こうして絵美達はショタ談義に盛り上がっていた。
一方、その頃地下室のペットたちはというと、
「もう嫌だ、逃げたいよ!」
桂は今日のことに涙を流し叫ぶ。
「桂くん、逃げるならどうするの?」
逃げる方法を聞く春喜。
「スースー……」
璃緒はスヤスヤ寝ていた。
「ねえ、璃緒君。」
春喜は璃緒を起こす。
「ん……如何したの?」
「璃緒君、こんなところ逃げよう。これから何とかしてその方法を考えなきゃ。」
春喜は3人で何とか逃げる方法を考えようと言う。
「え……でも……」
絵美に惚れてしまっている璃緒は曖昧な返事をする。
「璃緒君は逃げなくて良いの?」
桂は璃緒に訊く。
「ええと……」
「璃緒君、如何したの?頭が起きてないの?」
春喜も璃緒の顔を覗き込む。
「それよりも……あのお姉さん達に気に入られるようにしたほうが良いんじゃないかな?」
璃緒の言葉に春喜は
「璃緒君みたいにウソでも『惚れました』って言うの?」
「え……あ……」
璃緒は口ごもってしまった。ウソではなく本心から絵美に惚れていた彼にとって、春喜に如何反応して良いか困ったのだ。
「も……もしかして……璃緒君って本気で絵美さんの事……」
桂は半信半疑で璃緒にそう訊いた。
「……ぼ、僕実は……絵美さんの事……好きに……なってた……だから……」
「「えぇっ!!」」
春喜と桂は璃緒の言葉に驚いた。
桂は
「……た、確かに…綺麗な人だけど……」
と言い、春喜は
「そっか……だからあんな事……」
と言った。しかしそれきり3人とも黙りこくってしまった。

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