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ショタなペット【第三部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第三部】 27

三人はハンバーガーを頼んだ。
和己は小食の彼には珍しくジャンボバーガーセット、優花は普通のホットドッグーセットで風花はフィッシュバーガーセットである。
セットだとポテトとジュースが付くのである。
「あれ?ママとお義母様は?」
優花がそう呟くと
「お待たせ。」
香奈と美雪は近くの屋台で違うものを買ってきた。香奈はつけ麺、美雪は冷やし野菜そばであった。
「さ、頂きましょう。」
美雪と香奈も席について昼食となった。
「良い天気の下で食べる昼食も結構楽しいわね。和己君と美雪ちゃんが来るまでこんな事考えなかったけど。」
香奈はそう言って笑った。
「そうね。」
「私もそう思うわ。」
風花と優花も同調した。そして美雪も
「お姉さま、ありがとうございます。」
と言う。
一方で和己はジャンボバーガーに悪戦苦闘している。
「あ゛〜っ……」
ジャンボバーガー自体が上からパン、トマト、オニオン、レタス、ハンバーグ、チーズ、ベーコン、ピクルス更にもう一枚ハンバーグそしてパンというものだったのだ。
「フォーク借りてばらして食べたら?」
見かねた優花がそう言う。
「そうします。」
和己はカウンターに行き、フォークを借りてきた。
「あらあら……」
香奈は笑いながら和己を見ていた。
「和己君のピーチネクター、一口貰うよ。」
風花が和己のジュースをひと口飲む。
「あ……風花さん……」
「え?」
「それ……飲みかけ……」
「平気よ。間接キスじゃなくて直接キスもした事あるんだし。」
風花は全く気にしていないといった風に言うが、和己は真っ赤になってしまった。
「風花、ちょっとは気を遣いなさい。」
香奈は風花を注意する。

「美味しかったわね。」
香奈がそう言う。
「ええ、お姉さま。」
美雪も満足したようだ。無論風花、優花、和己も満足し、ごみを捨てトレイを返しに行く。
「それにしても急に曇ってきたわね。」
風花が呟く。夏は特に急激にバケツをひっくり返したような雨が降ることがある。
「念のためにお店の中に入りましょう。」
近くの土産物屋に入り暫くすると凄まじい雨が降り始めた。
「仕方ないから帰ろうか。」
5人はコインロッカーを空け、リムジンを呼び、百合宮家に戻った。

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