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りゅう君調教日記
官能リレー小説 - ショタ

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りゅう君調教日記 3

だがそのおかげで今自分が置かれている状況が理解できるようになった。
この男たちは組織の一員であり、平時は人材派遣会社の職員として働いていること。
要するに裏の顔が奴隷の人材派遣ということだ。
誘拐された理由も金持ちの目にとまったからというシンプルなものだった。
目にとまったという場所は1か月前のJリーグのスタジアム。
サッカー仲間と一緒に試合を見に行ったのだ。
ハーフタイムの客席カメラの映像に自分たちが映っているのに気付き、悪ふざけというか若気の至りというのか上半身裸になって騒いだのだ。そのあと引率でいた親に拳骨をくらって長い説教そのせいで後半開始すぐのゴールシーンを見逃したからよく覚えている。
後悔先に立たず自分の馬鹿さ加減が嫌になる。
「さてと、りゅうくんの食事も終わったみたいだし、そろそろお喋りも終わりにして始めようか」
そう男は言い、先程までのにこやかな顔から一瞬にして冷酷な調教師の顔に変わる。
恐怖で後ずさったが冷静になってみる。
今自分は睡眠も取って今しがた食事も取った。
しかも食事のため拘束は解かれている。
目の前にいるのは20代の男一人だけ。
「やる気か?いいよ、掛かって来いよ」
安い挑発だった。
それを分からず拳を突き出す。
相手は余裕で拳を受け流し勢いを利用して背後へ、男の腕が首に回る。
ガッチリと首を決められすぐに息が苦しくなる。
たまらず腕をタップし腕の力が弱まる。
その瞬間首に一撃を喰らい気を失った。

パシーーン
体を走る痛みで目を覚ました。
跳ね起きようとしてガチャンと鎖の音が響いた。
覚醒した頭で今の状態を確認する。
なんと今自分は台に縛り付けられていた。
後ろにあの男が立っている。
手にはスパンキング用のムチが握られていた。

「おはよう、じゃあ続けるね」
パシーーン、パシーーン
「い、痛いィィ」
「そうだよ〜、じゃないと罰にならないからね〜」
声を掛けながら尚も鞭は振るわれる。
「…8、9、10」
10回打たれて一度手が止まった。
「りゅうくん僕に言うことは?」
「ごめんなさい」
「それだけ?」
「………」
「ならもう少し続けないとね」
「そ、そんな」
パシーン
「あぁ〜」


合計50回、お尻は真っ赤を通り越して紫へと変色し痛々しい姿をさらしている。
「りゅう君、君は奴隷なんだ。昨日君は自分の口でそう宣言しただろ?」
「…」
「だから奴隷が反抗するなんてことは許されないんだよ。だからこれから言うことを繰り返して言ってもらうよ。それでお仕置きは終わり」
りゅうは、下半身の後ろ右と左の2つの柔らかい卵の感覚、自身の頭の中で否応なしに流され続ける痛覚に必死で慣れようとしていた。例えるなら虫歯の痛さで夜寝れない時、その痛みが少しでも和らぐ場所を探すかのよう。「醜い奴隷、艶やかな奴隷、肉欲の奴隷、極上の奴隷。これを今から繰り返し、メトロノームに合わせて言うんだよ?」

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