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ショタなペット【第一部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第一部】 66

優花は呼び鈴を押そうとするが
「大丈夫。こっちに来る時開けておいたから。」
「来る時ですか?」
「話は後。」
「はい。」
優花は靴を投げ捨てる様に脱ぐと廊下を全力疾走。絵美と共に地下室に行った。
バァン
ラグビー選手の如くドアを開け
「和己君?」
と呼びかける。
「え?優花?」
真衣が振り返った。
「あ、和己君!」
「ゆ……優花…さ…ん…」
優花は芽衣の手を掴み
「え〜い!」
と投げ飛ばす。
「きゃぁっ。」
ドカッ
芽衣はそのまま愛梨にぶつかる。
「ちょっと待っ…あぁっ!」
「たあぁ〜っ。」
理沙も優花に投げ飛ばされ、一人残った真衣も優花にタックルされて倒れる。
「優花…さん…」
「和己君!」
優花は和己を抱き締めた。
「和己君立てる?」
「はい。立てます。」
「イタタタ……逃がさないわよ優花、和己君は渡さないわ。」
愛梨は和己を諦めきれない様子だ。
「愛梨センパイ、私のペットって言いましたよ。」
「それを野放しにしておく優花が悪いのよ。」
「だからって横取りして良いとは思いません。」
「何ですって?」
「私の物を取ろうとしたんですよね。」
その言い合いは次第に白熱していく。
「止めなさいっ!!」
絵美の鋭い声が飛んだ。
「ひぃっ!!」
優花は瞬時に硬直した。
「愛梨、貴方言い方ってものがあるんじゃないかしら?」
「でも絵美さんだって……」
「私に反抗する気?」
絵美の鋭い目に睨まれた愛梨は
「…いいえ…」
と俯くしかなかった。
「和己君、帰るわよ。」
「はい。」
絵美は再びハイヤーを呼んだ。
「九条院邸前。」
「かしこまりました。」
九条院は絵美の姓である。
九条院家も大金持ちである。百合宮財閥と兄弟会社のようなものであり、絵美の両親がその経営をしている。むしろ九条院のほうが会社を多く持って大きいのだ

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