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ショタなペット【第一部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第一部】 65

「かしこまりました。」
ハイヤーの運転手は早速車を走らせる。
「悪いけど、ちょっと飛ばして。」
「あの、お客様ここは60キロ規制……」
「そうね。」
絵美は自分が焦っているのがわかり、心臓を鎮める様に両手を胸に当てた。
(優花、家に居るかしら?)
「ちょっと電話掛けるわね。」
絵美はそう運転手に一声掛けると絵美は携帯電話を取り出した。
プルルルルルル
『はい。百合宮でございます。』
電話番のメイド、須坂が応対した。
「あ、私絵美だけど、優花は居る?」
『はい。少々お待ちください。御嬢様、九条院のご息女様からお電話ですよ。』
「……(早く!)…」
『もしもし?絵美姉さま?』
「あ、優花、すぐに出かけられる用意して。」
『どうしたんですかぁ?』
「和己が愛梨たちに捕まってヤられてるわ。今そっちに向かってるから。」
『そんな……和己君が……』
「驚いている暇はないのよ。貴方がしっかりしないでどうするの?」
『…はい。すぐに支度します。』
「ええ。今乗ってるハイヤーで優花の家に行ってそのまま愛梨の家へ行くから、足は確保してあるわ。」
『はい。』
絵美は携帯を閉じた。
「もうすぐね。あ、私が降りても待っててよ。そのまま戻ってもらうんだから。」
「はい。かしこまりました。」
さて、優花は支度を終え家の前で待っていると、
「絵美姉さま……あ、あれかしら?」
黒塗りの車が向かってくる。
キッ
「料金は……」
「後で!優花、乗って。」
「はい。」
「さっきの所まで戻って。」
「かしこまりました。」
「絵美姉さま……」
「優花、今回はあの子達を投げ飛ばすの許すわ。」
「はい…(和己君…)……」
震えうつろな目をする優花を絵美は抱き締めた。
「良い?しっかりするのよ。」
「はい。」
「お客様、ここの前で宜しいですか?」
「ええ。」
「料金は……」
「これで足りる?」
「はい。お釣りが……」
「チップの代わりでいいわ。」
絵美と優花はハイヤーから飛び出すように降りた。
「和己君……」

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