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ショタなペット【第一部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第一部】 58

「あ、理沙〜ここよ〜。」
理沙がやって来た。
「本当に和己君捕まえたんだ。」
「あ、芽衣〜こっちこっち〜。」
「センパ〜イ。」
「それにしても酷いわ。優花ちゃんのペットになるって言っていつの間にか自由に身になってるなんて。」
理沙は収まらないようだ。
「さ、とにかく連れて行くわよ。」
和己を気に入っている愛梨は理沙を押しのけるようにして和己の手を取った。そしてそのまま自分の家へ向かったのだ。
「あれ?あ……もしかして……」
すれ違ったハイヤーの窓からこの光景を絵美に見られていることを愛梨も理沙も芽衣も気付かなかった。

「さ、ここが私の家よ。入って。」
愛梨はやや強引に和己を家に入れ、地下牢へ向かった。元々は粗相をしたメイドに罰を与えるための部屋である。だが、愛梨としてはあまり酷い事をするつもりは無かった。その一方で、理沙は違った。早速鞭をとって撓り具合を確かめたり素振りをしたりしている。
「ちょっと、理沙何やってるの?」
「これ使って良い?」
「ダメよ。って芽衣!」
芽衣もスタンガンや小刀を弄っている。
(センパイ、脅しに使えますよ。その後優しくしてあげましょう。そうすればそのギャップで和己君はきっと従順になります。)
芽衣がそっと耳打ちした。愛梨は頷き
「和己君、優花の家で飼われていた筈だったわよね?」
と和己の首に手をかけながら言った。
「全てにちゃんと答えないとこの手に力入れちゃうからね。どうなるか分るでしょ?」
「は…はい…」
震える和己に愛梨は
「どうやって逃げたのかしら?」
と問いかける。
「あ…あの…外へ出ても良いと言われました……」
「ふ〜ん。門限は?」
「5時です。……あの…一秒でも遅れたら……」
「5時ね。」
愛梨がそう言うと芽衣が小刀を突きつけ
「逆らったらこれが和己君の眉間に刺さっても知らないからね。」
と言い、理沙は鞭で床を叩き和己に無言の威嚇をした。
「た…助けてください……」
和己がすっかり蒼ざめた顔で言う。
「ふふふ。如何しようかしら?」
愛梨は和己の首から手を引き、暫し思案する仕草をする。
「愛梨さん……」
「センパイ、如何します?」
芽衣の言葉に
「そうね……理沙、とりあえず鞭は置きなさい。」
と愛梨が言った。

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