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ショタなペット【第一部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第一部】 57

翌日、和己は久々に外へ出ることを許された。
「門限は午後5時よ。一秒でも遅れたらどうなっても知らないからね。」
風花は和己を外へ出すことに不満があった様で少々厳しい言い方をした。
「はい……」
「大丈夫よ。和己君にはGPS付きのケータイ持たせてあるし、そうだ4時になったらメールしてあげるね。」
「はい。ありがとうございます。」
「全く……優花は甘いわね……」
「じゃあ行ってきます。」
「うん。行ってらっしゃい。気をつけてね。」
和己は土曜日の街へ繰り出した。この日香奈は美雪と出かけており、香奈は出掛けに小遣いとして和己に2万円を渡していた。
「沢山お小遣い貰っちゃったし……そうだ。久しぶりにファーストフードでも食べようかな?」
毎日が高級な食事であったが和己にとってそれはやや堅苦しかった。たまには作法も気にせずファーストフードを食べてみたいという気持ちがあった。
「あ、ここにしよう。」
優花の家から歩いて数分のところにあるファーストフード店に入った。

「大きいほうがこちら9000円と……」
和己はオニオン、レタス、トマト、ハム、チーズ、ベーコンそして竜田揚げの挟まった豪華なバーガーと、ポテトフライ、そしてアップルジュースを買って屋外テーブルに座る。
「はぐ…んぐ…(もぐもぐ)…」
和己は早速食事を始めた。
(久しぶりだし、こういうのって良いなぁ……)
「ちゅるるる。」
和己は上機嫌で食事を続けた。殆ど食べ終えた頃である。
「あれ?もしかして和己君?」
背後から声をかけてきた者があった。
「はい?」
和己が振り返るとそこには制服姿の愛梨が立っていた。
「わっ!……ひぃっ!」
和己は反射的に逃げようとしたが、愛梨の手が和己の襟の後ろを掴んだ。
「逃げようとしたわね?」
「やだやだぁ!!」
「大丈夫よ。痛いことはしないから。」
そう言うと愛梨は携帯電話を取り出しメールを操作した。無論片手では和己を捕まえたままである。
「ふふふ。理沙や芽衣も来るって。」
「え?そ…そんな……」
「皆まだ和己君を諦めきれないのよ。」
「やっ………」
和己は叫んで助けを呼ぼうとするが、愛梨は直ぐに口を閉ざす。
「御免ね。お姉さん、君が欲しくて溜まらないのよ。」
和己が好きな愛梨にとって強引に和己を浚うのは胸が痛むが、自分の欲求には勝てない様だ。

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