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ショタなペット【第一部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第一部】 56

翌朝、
「和己君、朝だよ。」
昨日のことが嘘の様に明るい顔を見せたのは風花である。
「お、お早うございます。」
既に香奈は起きていたので、ベッドにいたのは和己だけである。
「もうすぐ朝ごはんできるから着替えてきてね。」
「はい。」
「じゃあ5分位したらまた来るわね。」
ガチャン
重厚な扉が閉められた。

「そろそろ良い?」
「はい。」
「じゃあ朝ごはんよ。」
リビングに入った和己は
「お早うございます。」
「あ、お早う。今日は重大ニュースがママからあるのよ。」
優花は嬉しそうに言った。
「…そ…それは何ですか?」
和己は恐る恐る聞いた。
「和己君、たまには外に出たいでしょ?だから、外に出やすいようにしようと思って、君が誘拐されたことについては上手くもみ消しておいたから。」
香奈の言葉に和己は呆然とした。
「あれ?嬉しくないの?」
「ふふ。和己君はビックリしちゃったんだよね?」
優花が代わって答えると
「は、はい…」
とだけ言った。
「あ、私はもう行くわね。」
「今日はサークルの日ね。行ってらっしゃい。」
「お姉ちゃん行ってらっしゃい。」
「3人だけど朝ごはんいただきましょう。」
「はい。あの…ママは…?」
すると香奈が
「一回家に帰ってもらったわ。貴方のお父様が単身赴任らしくってその用意のためよ。で、貴方は合宿に行っているってことにしてあるの。」
と応えた。
「そうなんですか。」
「だから今日か明日には帰ってくるわ。ところで和己君。」
「はい。」
「私って貴方のママと知り合いだったのよ。」
「えぇっ?そうなんですか?」
「中学時代に美雪ちゃんと面識があってね、私が愛人にしちゃったの。」
それを優花が引き取って
「そうよ。ママが手込めにしちゃったって言うほうが正確かしら?」
と続けた。和己は驚きを隠せない様子で居た。
「だから、和己君が気にいったのかもしれないわ。」
「……」
香奈は和己がこの家に来たのは運命と言わんばかりに得意気に言う。
和己は逃れられないと感じていた。

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