PiPi's World 投稿小説

ショタなペット【第一部】
官能リレー小説 - ショタ

の最初へ
 37
 39
の最後へ

ショタなペット【第一部】 39

「ありがとう。」
優花は和己の頭をやさしく撫で
「和己君。お腹とか殴られてない?」
「はい……」
「じゃあちょっとご飯にしない?私が作ったんだけど。食べられる?」
「ええと……」
「絵美姉さまが怖かったら二人っきりでも良いわよ?」
「いえ……3人で頂きたいです。絵美さんにもお礼が言いたいので。」
「そう。わかったわ。」

優花は和己を連れて食卓へ連れて行った。
「絵美姉さま、和己君に食事をさせてあげたいんですけど?」
「良いわよ。でもこれから作らないと。」
「大丈夫です。さっき私余分に作りましたから。」
「あぁ、そうだったの。通りで多いと思ったわ。和己君に食べさせてあげるのね。愛梨たちに見せてやりたかったわ。」
「私もそう思います。でも和己君が怖がりますよ。」
「そうね。後で教えてやろうかしら。」
「それも良いですね。あ、和己君、食べて食べて。」
「河原!」
絵美がメイドを呼んだ。
「お嬢様、お呼びでしょうか?」
「そこに作ってある料理、この子に食べさせるから給仕して頂戴。」
「かしこまりました。」
そこへ優花が
「あ、河原さん。コース方式にしてください。それと全体的に量は少なめにして。」
と言った。
「はい。かしこまりました。」
まず出されたのはオニオングラタンスープであった。
「熱いから気をつけてね。これは絵美姉さまの自信作よ。」
優花がまるで弟に接するような態度で和己に食事をさせる。
ミックスサラダ、クリームスパゲッティ、そしてカットステーキという順で料理が出され、優花が和己に食べさせ終えた。
「はい。おしまい。」
「ごちそうさまでした。それから、絵美さん優花さん助けていただいてありがとうございました。」
「良いのよ、お礼なんて。あなたはお客さんなんだから。」
「絵美姉さま、前に和己君を苛めたからまだちょっと恐怖が残ってるんですよ。」
「あらあら……。あ、河原、前にもらったパパイヤがあったでしょう。あれを切ってきて。3人で食べたいわ。」
「かしこまりました。」
河原は一礼して出て行った。
「和己君、これは私からのお詫びだと思って。」
絵美は和己に言った。

(何か悔しいわ……)
(優花ちゃんもずるい……)
帰ったと見せかけて、絵美と優花、和己の3人の姿を嫉妬の目で見つめている者があった。その事を絵美も優花も、そして和己も気付いては居なかった。

SNSでこの小説を紹介

ショタの他のリレー小説

こちらから小説を探す