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ショタなペット【第一部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第一部】 38

「ちょ…ちょっと優花…落ち着いて…」
「先輩方でも許しません!たぁっ!」
どんっ
愛梨と沙紀も投げ飛ばされてしまった。優花は以前合気道を習っていたのだ。
「優花!やめなさいっ!!」
今度は優花の後ろにいた絵美が大声をあげた。
「は、はいっ!」
優花ははじかれたように直立した。優花が絵美に逆らう事はまずなかった。
「優花、もうやめなさい。」
今度は穏やかに絵美が言った。これに対し
「…は、はい…。ごめんなさい…」
優花はうなだれて言った。
「貴方達、今日は帰りなさい。」
「申し訳ありません。」
「こんな事…もう…しませんから…」
「今日のところは許してあげるから。」
絵美の言葉に愛梨、沙紀、芽衣、美奈、真衣、涼子の6人は部屋を出て行った。部屋には絵美と優花、そしてボロボロになって横たわっている和己だけが残った。
「優花、あんなに怒らなくても……」
「絵美姉さま…でも…私、和己君の事が…」
優花を宥める絵美だが、優花は和己を苛めた涼子達を許せず涙を流す。
それだけ、和己への思いが優花は強いのである。
「なっ泣かないで優花さん。」
「かっ和己くん、大丈夫なの……」
涼子達に凌辱されボロボロながら和己は優花を慰める。
そんな和己に驚き、健気な和己をみて泣きやむ優花。
「和己くん!!」 
「ゆっ優花さん!!!」
健気な和己に心打たれた優花は思いっきり和己を抱き締めて和己はびっくりする。
「和己君…ごめんね……」
優花は和己の右肩に顔を乗せ、和己も優花の右肩に顎を乗せた。
「和己君…震えてる?」
「……あ…えと…」
「良いよ。怖かったもんね。」
優花は和己の頭を撫でた。
「優花さん…」
今度は和己が優花を強く抱き締めた。
「うんうん、和己君は良い子だね……」
絵美は二人を残し部屋を出て行った。
ガチャン
「優花さん…助かりました…」
「うん…和己君が足跡代わりに紙を落としておいてくれたからよ。」
「あれを辿って?」
「そうよ。和己君が居なくなってて…私ビックリしちゃった。…最初は和己君が逃げちゃったと思って……。私和己君の事…好きになってたから……」
「あ…あの…優花さん?」
「ん?」
「僕も……優花さんの事……す、好きです。」

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