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ショタなペット【第一部】
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第一部】 31

ピンポーン
「はい。どちら様ですか?」
「あ、絵美姉さまですね。優花です。」
「優花ちゃん、いらっしゃい。今開けるわ。」
ガチャ
「いらっしゃい。あら、和己君も一緒なの?」
「ええ。」
「ひぃっ!」
「何驚いてるのよ。『君はペットクビ』って言ったはずよ。私はちゃんと別のペットを飼っているから君にどうこうするつもりはないわ。」
「そうよ。それに絵美姉さまには和己君に手を出さないように言ってあるから大丈夫。」
「それにしても優花ちゃん、よく来たわね。ちょっと私の新しいペット見ていかない?」
「良いんですか?」
「ええ。地下室にいらっしゃい。」
「はい。……あ、和己君はどうする?」
「えと…できれば……」
「言いたい事を言って良いわよ。見たいか行きたくないか。絵美姉さまが怖ければここで待ってても良いわよ。」
「出来れば…行きたくないです……」
「そう。絵美姉さま、良いですよね?」
「ええ。あ、ちょっと河原。」
「はい。絵美お嬢様、何でしょうか?」
メイドらしき人が出てきた。
「この子に飲み物と軽食を出してあげて。」
「かしこまりました。」
「分ってると思うけど、第一級のもてなしよ。前は私のペットだったけど、今はお客様なんだからね。」
「承知いたしました。」
そういうと絵美は優花を連れて部屋を出て行った。
「お客様、コーヒー、紅茶、ココア何にされますか?」
「あの……薬とかは入ってませんよね。」
「あ、絵美お嬢様はその様なことをされる方ではございません。貴方様はお客様ですから、私もその辺りは心得ております。」
「すみません。変なことを疑って。」
「いえ。ではお決めくださいますか?」
「じゃあ…紅茶を。」
「はい。こちらよりお選びください。」
「じゃあ……アイスで…レモンティーを。」
「お砂糖は入れても宜しいでしょうか?」
「あ、はい。お願いします。」
「かしこまりました。」
メイドは下がっていった。
「はぁ……(河原さんか…。流石に絵美さんの家はお金持ちだな)……」
和己が物思いに耽っていると
「お待たせ致しました。」
先ほどの河原と呼ばれたメイドが紅茶とお菓子を持って現れた。
「いただきます。」
「はい。お代りは何なりとお申し付けください。」
メイドはそう言い、傍らに立っていた。
「如何ですか?」
「とても美味しいです。」
「そちらのクッキーは絵美お嬢様がお作りになられたものです。」
「そうなんですか?」
「はい。普段はお出しいたしておりませんが、お嬢様が是非にということでご提供させていただきました。」
「恐縮です。」
実際に和己に出されたクッキーは絵美が作ったものであった。優花が和己に対しペット以上の好意を持っているのを見抜いた絵美の配慮であった。

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