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青の水着、少女の勇気
官能リレー小説 - 年下

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青の水着、少女の勇気 2

彩が心配していたような酔っぱらいや暴力団風ではなかった。稀にいる男ばかりの環境で育ったタイプの客だった。むしろ、不器用であるがゆえに無自覚にトラブルを起こすタイプとコンシェルジュは判断する。
真由子は無茶ぶりに慣れていたせいか花柄のビキニに着替えた。彼女は整ってはいたが特徴のない肢体で、水着を目立たせることで顔にあまり注目させない手を取る。
客は彩も用意したことに大層満足し、胸の谷間はヒップに接写して最後に真由子に礼を述べた。
真由子が最も恐れるのはこの手の客でなくむしろ女性だった。同性なので遠慮がなく、夫や息子に良かれと思って無茶な要望を出すと知っていた。
彩はこの時、自分がコンシェルジュに用意できる爆乳美少女と他の男性客に知られたとは夢にも思っていない。

「美貴様、非常に申し訳ないのですが…」
「泳ぎ方を教えてほしい方がいる、と言う訳ですね」
「美貴、水泳部だもんね。お願いできない?」
「ここに来れたのは彩のおかげだし、彩が受けてもおっぱいプカプカするだけでコーチできないもんね」
「美貴様、ではこの水着でとの要望です」

美貴は自分だけ安全圏にいて彩に協力できないと罪悪感にとらわれていたら、突如真由子に懇願される。
自分にできることならと快諾したが、自分が着てきた青のビキニよりも過激なものだった。

「これは、泳ぐのには向いてないかなぁ」
「相手は泳ぎを教えてもらうのが最大の目的じゃないはずよ、美貴には悪いけど…そっちの方もお願い」
「…私、そんな経験ないよ?」

美貴が男慣れしていないのは彩もわかっていた。
しかしここまでくると話は別になってくる。
美貴も意を決して着替えてプールに向かった。

「お待たせしました」
「うん…上物じゃないか、なあ康介」
「兄貴…」
「俺は藤堂大輔、こっちは弟の康介だ」

見た目かなりのイケメンでアスリート体型の筋骨隆々な兄弟だ。
兄の大輔は美貴と彩を値踏みするようにニヤニヤ見つめ、弟の康介の方は申し訳なさげに交互に美貴と彩を眺める。性格は対照的なようだ。

「康介は水泳やってる者同士仲良くしたらいいだろ、ついでに初めてもやって来いよ」
「兄貴…」
「俺はこっちの爆乳ちゃんと楽しませてもらうかな」

「美貴です」
「彩なのです」
「自己紹介か」
「約束してほしいのです」
「スッキリしたら、きちんと泳ぐのですよ」
「何だ、俺達を試すのか?」
「このホテルの客に相応しい紳士であるのです」
「我々はウブなので」
「約束しよう」
「男に二言はない」

兄弟に対して美貴と後から来た彩とで対応すると、うまくいくかわからないナンパより目の前の美少女の機嫌を損ねずにセックスに持ち込もうと態度を軟化させる。

「まず人気のない所に来るのです」
「もし親子連れにでも見られると、ホテルの品位を損なうのです」
「それもそうだな」
「我々が個別に対応するのです」
「まず海パンを脱がすのです」

美貴と彩は仁王立ちの兄弟に対し、膝立ちになって海パンを脱がせる。

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