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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 991

ドロッとしたそれは勢いも無く溢れ出ていく…
芯を無くしての射精…
まあ一人Hの時には半勃ちの状態でサッサと済ませちゃうこともあるから、珍しいことでも無いんだが;…

こんな形で残精の処理をしてしまったことに、ちょっと罪悪感を感じる;…
ティッシュの中で絞り出してもよかったからね;…

「匠さん…」
か弱い声で、囁くように香澄が声を上げた。

「香澄、ごめんな」
「謝ることないですよ。私はしっかり、というか匠さんにイカされちゃったんですから」
ゆっくり動く右手が僕の頭をワシャワシャと撫でる。

なんだか年上の人に悪戯小僧が慰められているみたで、ちょっと照れる;…
僕は自分の年齢も忘れ、なんだか香澄に甘えたくもなってしまう…

「でもよかったよ…僕はてっきり一人でイッちゃったとばかり思ったからね…」
香澄の乳房に顔を埋める…
火照ったそこは、まだとても暖かかった…

「匠さんはすごくお上手ですよ…私の感じるところ全部知っているのは匠さんだけですもの…」
僕の頭を抱き優しく撫でてくれる香澄。
まるで本当の母親のように感じた。


…それから数日。
由乃さんはメディアの前で、和彦さんとの結婚と自らの女優引退をはっきりと伝えた。

いろいろな思惑があって、引退することを発表するかどうか迷っていたけど、やっぱりこういうことになったんだと、その潔よさに僕は納得した…

「門の前はマスコミで凄い騒ぎになってるようよ…」
朝食のクロワッサンを手にしながら香澄が窓の外を眺める…

まあそうだろう…
和彦さんとの結婚だけでも大ニュースなのに、芸能界からの引退ってことになるとそれは騒がれて当然だよな…

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