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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 824

テーブルに向かい合わせで座る。
「朝はしっかり食べないといけませんからね」
「そうだね」

格好もそうだが、正面から見ると豊かな胸の膨らみ、ユルユルの襟元から谷間も見えそうだし…いろいろな意味で葉月ちゃんは罪だ。
本人にその自覚がないのだろうけど…

「うん、美味しい」
「ありがとうございます〜」

本当は味わうどころじゃないんだけど;…
さっき風呂場で抜いていなかったら、今頃は会社のことも考えずに押し倒していたかもしれないよ;…

「一緒に出勤したら、マズイでしょうかね?…」
「あっ、ああ…仮にも僕は妻帯者だからさ…」
そういう噂話を好きな奴って、男女問わず多いからな…

しかも、相手は経営者の娘(ただし血の繋がりはない)だからなぁ。
明るみに出たら和彦さんにだって迷惑だ。

「その辺は大丈夫ですけどね。うちの会社は正門だけじゃなくて、裏口通用口たくさんありますからねぇ」
「…ああ、それは聞いたことあるけど、ホントにそうなんだ」
「匠さん、そこから入られます?」
葉月ちゃんが尋ねる…胸を弾ませなくていいから…

「ああ、そうさせてもらうよ…」
厄介なことは御免だからね…

「それじゃそこまでは一緒にいられますね…」
いやいや、その前だって誰かに見られたらマズイでしょ;…
 
「あー…僕も出来れば葉月ちゃんと長く一緒にいたいけど、早く行って調べたいことがあるんだよね…」

「調べること?お仕事に関することですか?」
「まあ、そうなるね」
葉月ちゃんは首を傾げるが、すぐに納得した風な顔をする。

「裏口から入ったほうがうちの部署の部屋に近い場所が…確かあったはず。私も匠さんと一緒にいたいですから、お手伝いしましょうか?」

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