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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 791

「よかったら寄っていくか?…」
まあ大人としての社交事例ってやつだけどな;…

「えっ!いいんですかぁ!?…」
うぇっ;…真に受けるか普通;…

「あっ;…茶でも飲んでく?…」
こう言うしか無いだろ;…
まあここまで送って貰ったんだし、茶ぐらいなら構わないけどさぁ…

「すいません、失礼しますね」
まあ、言ってしまったからには仕方ないよな。
そう言ってしまったのも、新庄に啓くんや恭介に似たようなところを感じてしまったからだが…

親父と葵、栞は帰ってきたようだ。
恭介は…自分の家に帰っていったか、梓と何処かに行ったのだろうか。
そしてお袋は…まだのようだった。

お袋のことだ、カルチャーセンターの仲間とカラオケにでも行っているんだろう…
まあたまにはそうやって羽を伸ばしてくれた方が、家に篭りっきりよりかはいいけどな…

リビングに行くと茜と栞がテレビを観て寛いでいた。
「コイツ会社の後輩…」
まあ入社したのは僕の方が後なんだけど、新庄が“先輩”って呼んでくれるんで、ついそんな気分にもなってしまう…

「わー、初めまして!兄がお世話になってます」
葵さん、その言い方はどうかと…
「匠兄の職場ってかっこいい人が多いんですね〜」
栞さん、新庄くんは同じ部署じゃないんですけど…

「ああ…どうも…いいお兄さんなんですね」
新庄くん、君はよくできた奴だよ。

「さぁ遠慮なさらず、一緒に飲みましょ!」
葵さん;…新庄は車なんですよ…

「それじゃあ頂いちゃおうかな…先輩、今晩泊めてもらってもいいんですか?…」
新庄くん;…僕が一人暮らしならまだしも、よくそういうことが言えるもんだよ;…

「もちろんそうして下さい!匠兄ぃの部屋はいろんな人が泊まりますから大丈夫ですよ!」
栞さん;…そういうことって、僕を差し置いて君が言うかね?…

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