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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 115

「…ん、んっ、んー…」
最初は僕の身体を突っぱねって抵抗する様子を見せた涼香さんだが、次第にその力は弱まり、僕の唇を受け入れる。
「ん…あふ」
唇を離すと、涼香さんは涙を浮かべた瞳で僕を見つめる。

「匠さんは、本当にお優しい方なのね…」
「過去にどんなに辛いことがあったかは僕にはわかりませんが、涼香さんのそんな姿は見たくなかったので…」

“…それでも、突然にすみませんでした…”
と続けようとした僕の言葉は、涼香さんの唇に塞がれた…

僕は一瞬たじろぎはしたものの、次にはその両頬に手の平を宛てがい…口内に舌を差し入れていた…

涼香さんはそんな僕に応えるかのように…舌を絡めてきてくれた…

そのまま涼香さんの身体を抱き寄せると、豊かな胸の感触が伝わってくる。
唇を重ねたまま涼香さんの背中に手を回し、肌で身体の温もりを感じた。
そしてそのまま、僕は涼香さんをゆっくりと床に横にして、思いきり抱き締めた。
涼香さんは抵抗することなく、僕の身体を掴んで離さなかった…

無言のまま…僕と涼香さんは互いの服を脱がしていく…

してはいけないことをするのは分かっていた…
これ以上先に進めば、自己嫌悪に陥るのも分かっていた…

そして何より、2人がやることで、香澄ちゃんが深く傷つくのも…分かっていた…

涼香さんのブラのホックを外す指が震えた…
僕のズボンのチャックを下ろす、涼香さんの指も震えていた…

…無言のまま空気が流れる。
僕も涼香さんも、言いたいことは同じだった。

ほぼ同時に、ブラのホックとズボンのチャックが外された。
「涼香さん…」
「はい…」
「これ以上したら、香澄ちゃんは…」
「もう、以前の二の舞にはしませんわ…」
「僕は、香澄ちゃんも、涼香さんも、両方とも愛したい…その、彼みたいに逃げはしませんから…」
「匠さん…お優しいだけでなくて、お強いのですね…」

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