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妹たちを
官能リレー小説 - 年下

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妹たちを 2

 妹達は浩二を見るなり勢い良く着ていた衣服を脱ぎ捨てると、その下から色の異なるビキニをさらけ出した。二人は発育が良かったせいか、胸の膨らみもあり、浩二に勢い良く抱きついて来ると、二人の柔らかみのある胸に押され、息が出来ないくらいに顔を押されて、二人の妹達に抱かれていた。

  ”ジリリーーッ!”
 大きな目覚ましの音共に浩二は目を覚ました。
 「おはようございます」
 部屋の扉を開けてメイドの女性が一礼した。
 「ああ…おはよう…」
 浩二は眠たい目を擦りながらメイドに挨拶をする、ふと…周囲を見回し現実の世界に引き戻された感を受け止めて、少しガッカリとした気分を味わされる。
 (夢だったか…)
 淡い夢の後の現実感を見ると、もう少し夢の世界を彷徨っていても良かったな…などと思わされる。
 朝の身支度を整えてリビングに行くと、メイドが朝早くに起きて作ってくれた朝食が用意されていた。
 浩二は朝食を食べ始める。朝食に手を付け始めた頃、メイドがタブレット機能付のPCを浩二の側まで持って来た。
 「今朝方PCにお父上様からの伝言がキャッチされましたので、時間のある時に確認をして置いて下さい」
 「ありがとう」
 浩二はメイドに礼を述べる。食事を済ませると、父からの伝言の確認を急いだ。
 ビデオ通話で録画状態での伝言だった。
 「よお…元気にしているか?私は今、ニューヨークに来ている。しばらく連絡を送れなかったのは、今…世界情勢があまり良くなくて…その流れで少々面倒な仕事もあって、そう言った絡みで連絡が送れなかったのだ…。まあ…今回お前に連絡を送ったのは、実は…引き受けて欲しい件があって、メッセージを送る事にしたんだ。もし…このメッセージを見たら折り返し私に連絡を送って欲しい」
 そう言ってメッセージは終了した。
 (引き受けて欲しい事って何だ?)
 浩二は少し気掛かりな気持ちの状態で考え込んだ。
 「浩二様、学校へ行く時間が近付いております」
 メイドが浩二に学校へ行く時間を言って来た。
 「ああ、今行く!」
 学校の制服に袖を通して、浩二は慌てて玄関を飛び出る。
 学校へ行き、その日の昼休みの時間、人気の無い屋上へ行きスマホを取り出し父宛にビデオ通話を掛けた。
 「おお、浩二か…何だこんな時間に」
 「何だはないだろう、自分から連絡して置いて」
 「そうだった、すまない…ところでこっちは今、真夜中だぞ」
 「1日に3時間程しか寝ないくせに、よく言うよ」
 それを聞いた父は苦笑した。
 「まあ…とりあえず本題に入ろう、お前に引き受けて欲しい事は、実は…、お前に双子の妹がいるのを覚えているか?」
 その言葉を聞いて浩二は今朝方見た夢を思い出した。
 「ああ…でも、数年前だろ?」
 「そうだ…、実はその妹達が最近、私の所に連絡して来て、母といざこざがあったらしく、私の所へ行きたいと申し出て来た。しかし…私は海外を転々としているし、何より今の世界情勢…ウイルスやテロ等で海外はあまり良くないから、お前のところで一緒に住んでもらうおうと思ったのだ」
 話の内容は理解出来たが、浩二の中で少し気掛かりな部分があった。
 「母と別れた当時、妹達は3才だっただろう、今どんな風に成長したのか顔も分からないのでは話にならないよ」
 「大丈夫だ、私の所に最近撮影した写真がある、そっちに画像を送るよ。とても可愛いぞ」
 父からの画像がスマホに送られて浩二は画面を開いた。
 画像に映っていた少女達を見て茫然とした。当時3才で約8年という時間の中で双子の妹達は可愛らしく成長を遂げていた。画像の中の二人は柔かな笑みで色白の肌に、綺麗な円な瞳をして、長く黒いストレートな髪を伸ばしていた。とても11歳とは思えない程だが、どことなく子供らしさは感じられていた。
 「美人だね」
 「一応…妹達だからな、手はだすなよ」
 「分かっているよ」
 二人の会話は終了した。話の中で妹達にも兄・浩二の画像を送っておいて、合流の日に直ぐに分かるよう父が手配をしてくれた。
 当日…駅で待ち合わせをした。
 列車の到着時刻に間に合わせて浩二は駅のホームから改札口を見ていた。大勢の人波が押し寄せる中、浩二は直ぐに彼女達を見付けた。大人達が行き交う中で妹達は際立って背丈が低く、しかも同じ顔が二つ、似たような可愛らしい衣服を身にまとっていた。離れた位置からでもそれは直ぐに確認出来た。
 一方二人の少女は兄を初めて見る為、少々戸惑いながら、浩二に近付いて来た。
 「は…はじめまして!」
 二人同時に声を揃えて、お辞儀しながら挨拶をして来た。
 「あ…どうも、初めまして」
 「野沢浩二様ですよね?」
 「本人ですか?間違いありませんか?極似している方とかでしたら、申し訳ありません」
 「綾子、極似って…世の中そんなに似ている人がいたらたいへんでしょ?」
 「でも…友子もし違う人に付いて行ったら、大騒ぎになるでしょ?お兄様の格好してしいて、実は顔は覆面で中身は別人だったらどうします?」
 「まあ…確かに、それはあるかもしれないわね」
 「本人確認の為に、私達から問題出してみましょう」
 何故…会った直後なのにこうまで疑われるのか、浩二には理解出来なかった。

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