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僕とメイドの希さん
官能リレー小説 - 純愛

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僕とメイドの希さん 1

最近、目を閉じれば僕の脳裏に浮かぶ顔がある。
最近、よく夢に出てくる人がいる。

それは、うちで働いているメイドの白草 希さん。
色白で綺麗で、気立てのいい彼女を、気づけば僕は目で追うようになっていた。

今日も彼女が、廊下の窓を掃除してくれてる。
僕が彼女を意識するようになったのは、そう、あの時から…



「若様、彼女が今日から若様担当に加わることになりました、白草 希です」
「白草 希と申します。不束者ではありますが、よろしくお願いいたします」

メイド長に紹介された白草さんを、一目見た瞬間、僕は彼女に恋をした。一目で惚れてしまった。人生で初めての一目惚れだ。
こんな素敵な娘が、現実にいるなんて思いもしなかった。
白草さんは瞳が透き通るようで、心根の良さを感じさせた。
白草さんは艶やかな黒髪にホワイトブリムを載せた頭を、ぺこりと下げる。
おろせば心臓くらいまでありそうなストレートヘアをやや高い位置でポニーテールにした、白草さんの黒髪が彼女の一礼によってふぁさっと靡く。
そして白草さんが身を起こすと、彼女の胸がたゆんと揺れる。
彼女の持つ優しそうな雰囲気をさらに引き立てるような、結構大きなふくらみだ。


あの日から、白草さんはうちのメイドとして働き始めた。
最初は指導担当のメイド主任の平田さんに叱られたりもしていたけれど、じきに仕事を覚えていった。
その心根のよさから、他のメイド達にも白草さんは受け入れられ、仲良くしてもらえていた。
だからこそ、ついつい彼女の事を意識したり、視線で追ってしまうのは避けなくては。
彼女のような素敵な女性に目が行く男は多いだろう。でも主筋である僕がそうしていれば、白草さんが同僚たちから妬みや疑いを向けられるのは目に見えている。
僕の姿に気づいた白草さんが一礼してきた。それで僕も慌てて一礼を返す。
うっ、いかんいかん……おかげでついつい目が行っている事に気づけた。スマホの通知をチェックするふりをして、意識をそらして通り抜ける。
そのまま進むと、別のメイドが掃除をしていた。彼女にも同じように一礼を交わして、通り抜ける。

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