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不運な武宏
官能リレー小説 - その他

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不運な武宏 3

「お、俺…は…りゅうじんに…」
完全に龍人と化してしまった俺の口から自然とそんな声が出た。
だが今の俺にはその言葉を口にするだけで精一杯だった。あまりにも強い絶頂感と絶望感により気絶しそうになっていた。
だが、龍人として生まれ変わった俺の金玉の中では凄まじい勢いで精子が造られていた。
早く外に出たくて堪らないといった様子で金玉が疼き、そしてとうとうその時が訪れたのだ。
ビュクウッ!ドクッドクッドクン…ッ!
「うおおぉぉ…っ!出るぅぅ!」
俺は盛大に龍精をぶちまけた…。その瞬間、俺の頭の中は真っ白になり意識を失うのであった…。
それからしばらくして俺はカプセルの中で龍人の姿のまま目を覚ました。どうやらあの射精で俺も完全に龍化したようだ。
俺が入っている物の隣のカプセルの蓋が開かれ中から龍人が姿を現した。全身を艶やかなトパーズ色の光沢のある鱗で覆われ、顔は龍独特の面長で厳つい顔つきをしていた。
だがその瞳には人間的な優しさや慈悲の色が窺える。その逞しい筋肉を宿した身体はまさに芸術とも呼べるような美しさであった。
俺はその姿に見入ってしまっていた。
彼もその熱を帯びた視線に気付いていたのだろうか、こちらに近付いてきた。そして俺のカプセルを開けてくれた。
「立てるか?」
彼はそう言って手を伸ばし、俺の体を抱き抱える様に立たせてくれた。少しふらついてしまったが、なんとか自分一人で立つことができた。
「ああ…ありがとう」
素直に礼を述べると龍人は微笑んで俺の肩を叩いてくれた。とても大きくて優しい手だった。
それに安心感を覚えていた時だった。
突然全身に異変が起こったのだ。ドクンッという音がして身体が熱くなっていくのを感じ、俺は地面に膝をついてしまう。
(な、何が起こってるんだ?まさか俺はこの雄龍に発情しているのか?そんなバカな…)
彼のチンポを見ていると心臓がドクンドクンと跳ね、金玉がググッと持ち上がっていくような感覚に襲われる。
淫欲がマグマの様に体内でどんどんと膨れ上がり抑えきれなくなっていた。

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