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不運な武宏
官能リレー小説 - その他

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不運な武宏 2

(き、金玉が爆発しそうだぁ!たまんねぇ!出させてくれぇ!)
やがて尿道口に白濁色の液体が見えてきたと思った瞬間だった。俺を閉じ込めたカプセルが車のような機械に接続され、何処かへと連れていかれ始めたのがわかった。
(えっ!ど、どこへ行くんだ?ま、まさか研究所へ?)
そして気付いた時には俺は真っ暗な部屋にいた。突然目の前の照明が点灯する。
(な、何だここは?)
辺りを見渡すとそこには同じ様なカプセルが沢山並べられていた。その中には俺と同じようにビンビンのチンポだけを実体化させた男が何人も入っている。皆苦しんでいるようだ。
(ああ…、俺はここで何をされて、どうされちまうんだ?もう射精したくて堪らないのに!た、助けてくれぇ…)
我慢汁を漏らすチンポがずらりと並ぶ異様な光景に興奮を覚えつつ恐怖で震える。
その時だった。
並ぶチンポの一つがビクンと脈打って大量の白濁とした液を吐き出したのだ。それもかなりの勢いでだ。するとそれを皮切りにするように周りのモノも次々に精液を放出した。
ついに射精が行われるのを眼の前で見た俺は、これから自分も同じように射精が出来ると確信した。これで苦しみから解放されるのだと思うと嬉しくなったが、それも束の間のことだった。
射精を終えたチンポから肉体が再構築されていく。だが、それは俺が予想していた人間の姿ではなかった。
眼の前でじわじわと復元されていく肉体は筋肉隆々の逞しい龍人のそれになっていた。そう、俺の肉体に注入されたのは龍人へと変わるためのものだった様だ…。
俺も射精してしまえばあの男達の様に龍人になってしまう。そう確信できたが、もはや逃れられないところまで来てしまっている。
そしてその時は遂にやってきてしまった。俺はカプセルの中で金玉を痙攣させて絶頂を迎えようとしていた。
(い、嫌だああぁ!誰か、助けてぇぇえ!ああぁぁああ…)
俺の金玉の中にあった精子が一気に尿道口に向かってせり上がって来るのがわかった。俺は混乱しながらも、それが外に出てしまうことを待つしかなかった…そして…。
ドピュ!ビュルルルーッ!
(ああぁああっ!んあぁぁあーッ!イクぅうう!イグウゥウッ!)
射精すると同時に俺の体が変質を始めたのを感じていた。だが俺はそれどころではないほどの快感に襲われていた。今までに味わった事のない凄まじい快感に頭の中がスパークして思考が停止したかの様だ。だがそんな中でも自分が龍人へと変わるのだけはわかった…。
再構築された俺の体はもはや人間とは全くの別種と化してしまっていた。全身が緑色をした硬い鱗で覆われていたが、その質感はとても柔らかく滑らかでありまるで絹のように美しいものだった。特に胸の辺りと下腹部の鱗は美しく煌めく様な美しい光沢を放ち、まるで鏡面の様な滑らかな肌触りである。腕や脚も逞しく鍛えられたアスリートの身体のように無駄のない引き締まった肉体へと変貌してしていた。
そして瞳は鋭く縦に割れたようになり金色の輝きを宿している。完全な龍人となった証だった…。

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