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森の最奥へと指し示す
官能リレー小説 - その他

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森の最奥へと指し示す 2

中に入るとそこには男性の彫像がいくつも置かれていた。どれも美しく淫靡な裸体像で、男性器が激しく屹立していた。
天井に吊るされた燭台の明かりに照らされ、その造形物たちは淫靡さを増している。
そんな光景に、彼のペニスは痛いほど張り詰めて今すぐにでもこの昂りを放出したいと訴えてくる。
だが、彼はまだペニスに触れるわけにはいかなかった。
ここに来た目的を果たさなければならないのだから。
彼が足を進めたその先には部屋の中央に鎮座する大きな石の台座があった。石のベッドの様なそれは、寝台面が滑らかに凹んでおりまさに人を受け入れるためのもののようだった。
彼はそれに飛び乗ると、うつ伏せになる。
すると石の台座の窪みから蜜のようなものがどろりと染み出し、彼の体を包み込んでいく。
不思議な感覚に彼が身を悶えさせると、その蜜は彼の体の感触を確かめるかのように動いた。
それはまるで何者かが彼の体を愛撫しているかのようだった。その蜜は柔らかく滑らかで、彼の全身を余すところなく愛撫していく。
彼は今自分がどんな状態なのか理解することも出来ないまま快楽に溺れていた。
気付いた時には既に遅かった。
彼の肉体は蜜の塊に完全に覆い尽くされており、台座の上には楕円形の歪な粘液が鎮座しているだけとなっていた。
時たま表面が僅かに波打ち動くこと以外は何の動きもなく、それはさながら石像のようだった。
その内部では、白馬の青年が蜜に揉まれていた。体を捩らせて、どうにかこの淫らな空間から逃れようともがくのだが逃れる術などは無かった。


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