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森の最奥へと指し示す
官能リレー小説 - その他

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森の最奥へと指し示す 1

薄暗い森の中で黄金色に輝くそれはまるで道しるべのようだった。だがそれはそんな親切なものではない。白馬の頭部に筋肉質の体躯。頭部以外は完全な人型ではあるがその肌の色は白馬そのもの。
光り輝いているのは彼の突き出した半勃ち状態のペニスであった。
「…」
彼は自らの陰茎を見てごくりと唾を飲み込むと意を決してそれが指し示す森の奥へと足を踏み入れた。
一歩進むごとにペニスがぷるんぷるんと揺れてその存在を主張する。そして彼の歩みに合わせて鈴口から先走り汁が溢れ出し地面に滴った。
彼は今にも破裂してしまいそうなほど膨れ上がった自身の欲望に耐えながらひたすら歩き続ける。
そうして歩いているうちに彼は開けた場所に出ていた。そこには大きな湖があり、周囲には木々は無く代わりに赤い花が咲き乱れている。
その泉の中央には石造りの小さな神殿のような建造物があった。
(あそこに行けば…)
この淫らな熱から解放されるかもしれない。
すると、建築物を中心に泉が波打ち始める。まるで彼を歓迎するかのように。
彼のペニスもそれに呼応するように震え、我慢できないといった様子でだらだらと透明な液を流し続けていた。
彼が泉に足を踏み入れると、中心にある建築物の中から澄んだ音が発せられた。
その音を聞いて、彼は確信した。この建物こそ自分を狂わせる何かがあると。
(あの神殿に行かなければ…)
その使命感にも似た思いが彼の歩幅を広くし、足を速める。
そしてついに、建物の入り口に到着した。
扉は無く、その奥からは甘い香りが漂ってきている。彼は躊躇うことなくその中に入った。

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