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雄大なる雫
官能リレー小説 - その他

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雄大なる雫 8

そうして振り撒かれた桃色の胞子が辺り一面に広がっていき、やがて人狼たちの白い毛皮にくっついた。
すると胞子と絡まり合った毛はどんどんと膨張し、ついには丸っこくてモッフモフのフッワフワな毛玉へと成長をとげたのだ。
女たちと関係を結べない苛つきをこめて鍛えあげたガチムキの肉体によって転がりまわるのに支障はないようで、元気にキノコたちを巻き込みながら走りまわっている。
あいかわらず白く輝いているボーングが若者たちの元気な姿を喜んでいると、毛玉の隙間からときおり白濁した精が吐き出されていた。
「ああ…あの子たちも幸せそうだ」
ボーングは満足げに笑った。しかしキノコたちは納得いかない様子で、今度は自らの頭をボーングに向けてきた。
『こうなったら仕方ない! こっちもあいつらみたいに胞子をぶちまけてやるノコ!』
キノコ達の伸縮が激しくなった。すぐに先端からドクドクと薄い汁が溢れ出す。
人狼はそれらの上にまたがると一気に腰を下ろしていく。
『おほぉおおおっ! これ凄いぃいっノコォ!!』
人狼のアナルに挿入されたキノコが易々と胞子を放った。
人狼は仰け反り、その口から獣のような喘ぎ声をあげた。そのままビクビクと痙攣する。
ボーングが思わず見入ってしまうほど、彼等は快楽に歪んだ顔で絶頂を迎えていた。
キノコの上に股を広げて座ったままの姿勢で硬直した人狼達は、ペニスから大量の子種を放つと同時に尻の穴から大量の胞子を吹き出していた。
ブチュビチュゥーッ!ブビュッ! ブビッ!
人狼は下品な音を立てながら、 桃色の胞子の塊を放出していく。
『おほっ、おふぅううっ!!』
もはやキノコの声か人狼の声かもわからない叫びがあがる。
ついに人狼達は白目を向いて気絶してしまった。いきり立ったペニスをボーングに見せつけるように突き出したままで。
ボーングは彼等の痴態に、胸が熱くなった。
「お前達が求めていたもの…それはこういうことだったのか?」
ボーングは彼等の気持ちがわかった気がした。
雄大なる雫は確かに受け継がれてきた。
しかしそれは子孫を繁栄させるためのものではなかった。雄大なる雫は一族の者たちを常に守り続ける力であったのだ。
その力は若者達の体を屈強な人狼へと変化させ、新たなる力を与えてくれた。

ボーングは雄大なる雫の力に感謝した。そして自らも新たな力を求め、人狼の元へと歩み寄っていった。
人狼たちはまだ意識を失っているが、それでもなお肉棒はいまだ天に向かってそそり立ち、腹筋には先程放たれたばかりの精液がこびりついている。その光景を見て、ボーングは興奮を隠せなかった。

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