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淫魔vs淫魔ハンター
官能リレー小説 - その他

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淫魔vs淫魔ハンター 2

きわどい黒の競パンだけを身につけた二人は、ハンターである智子より明らかに力で勝っていた。明らかに人間離れしていた。
だが、彼等の気配は魔物らしくない。人間の気配しか持っていないのだ。
それが智子を迷わせ、抵抗を弱めていた。二人はそれを諦めておとなしくなったのだと思い、少し拍子抜けしたようだった。
二人は何やら結界のような物を張ったようだった。それにより誰もこちらを認識できない異空間に入り込んでいるようだ。
「私と同じ能力者が能力を悪用している…?違うわ、彼等は利用されているだけだわ」
智子がそう気づいたのは彼等の背後に人狼の男が立っているのを確認したからだ。
二頭の人狼はそれぞれ男の背中を見つめている。二人ともそれには気づいていない。
茶色と黒の人狼はというと物陰から見ているだけだ。
男には姿が見えない、というわけではなさそうだ。明らかに男二人に気づかれないように動いている。
彼等に教えるべきなのだろうか?
人狼に動きがないので、まずは四人の出方を見てからでも遅くないと思えた。
「いっそのこと、この迂闊な男二人にあえて襲われてみるのも戦法の一つかも知れないわね…」
二体の人狼はこちらが襲われるのを見ている、そうとしか思えなかった。
襲われたタイミングで一斉に飛び出して一網打尽にしてくるつもりなのか、それとも…?
人狼に気を取られていると目の前の男二人が動き出した。
まず、一人の男が大きく両手を広げてもう一人に向かって何か言い聞かせるように囁きかける。するとその男の顔つきが変わっていく。
その男がまるで操り人形のように虚ろになっていくのが智子にはわかった。
恐らくは主導権を持っているのは何やら囁いた男で、もう一人はそいつに騙されるかしてついてきただけだろう。
その二人を人狼二頭が利用しようとしているのだから話がややこしい。

虚ろな顔の男は競パンの中に手を突っ込んで何かを弄り始める。

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