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動乱
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動乱 7

「おじさんが僕を助けようとしてたってのが本当だって収集したデータではっきりわかった。そんな優しい人にこんな事を…」
「謝らなくていいんだぞ?あの極限状態では他人を信用出来ないのも仕方ない」
俺の言葉を聞いた少年は少し安心したようだ。
「ありがとう。おじさんって優しいね」
「まだ二十代なんだがな…」
「えー、どう見てもおじさんだよ」
「それはまあいいが…、それより俺以外のグエリダ隊員はどうなったんだ?まさか全員死んだわけじゃないだろう?」
「おじさんの仲間にそんな酷い事をしないよ。今はこの渦の内に取り込まれているけど、ちゃんと生きてるよ」
「それは良かった。それで、俺達はどうやって帰ればいいんだ?それに君は何なんだ?なぜ俺達を襲ったりしたんだ?」
「一度に質問されても困るんだけど…」
「すまない。つい興奮してしまった」
「まずは帰る方法だけどしばらくは無理かな。ここは外の世界と切り離されてるから」
「そうか…」
「それと僕は人間じゃない。この赤黒い渦の塊が僕の本体なんだよ」
「何だと!」
「正確には渦の一部が分離して、独立した生き物になったって感じなんだけど。でもそんな事はどうでもいいよね」
「ああ…」
正直言ってよくわからないが、そういうものだと思うしかない。知ったところで何も出来そうにない。
「僕はこの世界が嫌いだった。だから壊してしまいたかった。それだけなんだよ…」
少年は悲しげな表情を浮かべた。
「それで、なんで俺達の邪魔をしたんだ?グエリダの硝子という組織が憎かったのか?」
「それは違う。おじさん達は武装してた。アレは危険な物だし、この世界に存在しちゃいけないと思ったんだ」
思い当たる節があった俺は言う。
「もしかして、新開発の兵器の事を知っているのか?」
「うん。データを収集していた時に色々見たから。あれはこの渦のエネルギーを利用して作った物だろ?」
「そこまでわかっているなら話は早い。確かにその通りだが、俺達は平和利用の為に研究をしている。悪いようには使わない」
「僕はそれを理解した。チンコとチンコで繋がったから」
俺は先程の情けない姿を思い出した。他人にあんな恥ずかしい姿を見せたのは初めてだ。
「頼むから忘れてくれ…」
俺は恥ずかしさで顔が熱くなる。
「忘れるもんか。おじさんはこれから僕とまたさっきのをやるんだからね」
「さっきのを…」
俺は股間が疼くのを感じた。少年のペニスから与えられる快感が蘇る。
それに合わせるように上から何かが垂れ下がってきた。その中には尿道からデータを吸引され続ける隊員達の姿が見える。

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