PiPi's World 投稿小説

動乱
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

動乱 1

寺内雅文がいつものように趣味の武器の手入れをしていると唐突に部下に話しかけられた。

「司令、空を見て下さい」
「なんだ、いきなり…」
俺は言われた通り窓の外を見ると、空一面に巨大な赤い渦があった。
「な…なんだ、一体…」
ゴゴゴゴゴ…
大きな地響きと共に俺達は、気を失った。
その渦の中心から何かが一斉に飛び出してくる。
地上から迎撃の発砲がいくつかあったが、無駄であった。あまりにも数が多すぎるのだ。
そのうち銃撃が止んでしまった。
俺は状況がわからず、ただ見ていることしか出来なかった。
「あれはいったい何だったんだ?」
俺は部下に話しかける。
「わかりません。現在調査中としか言いようがありません。」
「敵か味方かもわからないのか?」
「はい。多数の小さい未確認飛行物体という報告もありますが。」
「迎撃していた部隊はどうなったんだ?」
「まだ連絡はありません」
「まずは彼等と合流しよう、負傷者が多数出ているかも知れない」
「何も連絡がないということは既に全滅しているかも知れませんね…」
「行かないわけにはいくまい」
とりあえずは襲撃現場に向かう。
気がつけばあっさりと現場についていた。
全く何の妨害もなかったのだ。それどころか周辺には人の姿すらもない。
「そりゃあ連絡も出来ないわな…」
全員食べられでもしたのだろうかと不安になる。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す