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初恋の人は
官能リレー小説 - その他

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初恋の人は 45

「今日は将来のスポンサー様に挨拶も兼ねてぇ・・・」
「それは、また大胆な」
「雑誌のグラビアとかは見なくて育ってきた?でも、ウホウホ、ドシーン!って競技はやめたんでしょ?嵯峨っちは違うよね、体悪くするまでやらなくても、ユニフォームにロゴを入れてやる側だもん」
「ラグビーやアメフトってだけで、偏見や誤解があるのも分かる。もう部活はやってないけど、バイトしてるし」
「少ないバイト代でレンタルのAV見ながらシコシコ?それとも?」
「それとも?」
「ホモじゃない?」
「何を馬鹿な!」
「なら、性欲はあるよね?巨乳はお嫌い?」
「そりゃあ、好きだけど・・・」

結局、陽菜に揺さぶりをかけれられてラブホに行くこととなった。きららがプライベートの延長なのに対し、彼女はビジネスライクであり俺を人脈としてつなぎとめようという意図が感じられる。
腕を組まれて尾行もかわせるような変なコースを歩いたりしながら、たどり着く。
ビジネスライクを感じて嫌そうにしてるのを悟られないようにしながら部屋に入る。

「はぁ・・・大丈夫なのか?」
「どこぞのアイドルグループと違ってウチの事務所はプライベートに干渉しない所だよ・・・それにさ」

悪戯っ子のような笑顔。
こう言う所がたまに可愛いと思ってしまう。

「こうでもしないと嵯峨っち、ラブホ来ないじゃん!」
「おいっ!」

ケラケラと笑う陽菜。
きららもAV界では屈指の容姿だが、陽菜はそれより上だ。
爆乳グラドルとしてデビューするだけでなく、テレビ出演でもトーク力あるし、場を読む力もある。

それはクラスでもそうだった。
俺との構図は、人気者の滝と彼女が陰キャの俺をイジると言うもの。
だが、虐めのようなイジりじゃなく俺も周囲も笑えるような感じ。
天性の人気者キャラだ。

「ずっと優樹菜とアプローチかけてたけど、嵯峨っちニブくて全く気付いてないし!」
「嘘だろ?・・・気付いてないと言うか知らなかったぞ!」
「それな・・・優樹菜なんかも嵯峨っちじゃないなら金持ってるおっさんでいいって言ってたんだけどな」

何か色々と分かってなさ過ぎてショックだった。
勿論、鈍い自分にだ。

「滝もとか冗談と思ってたぜ・・・」
「嵯峨っちが鈍くなかったらあったかもねー!・・・でもさ」

悪戯っ子のような笑み。
ギャル風味は抜けて、前より更に可愛く見える陽菜。
当時の俺はつくづく勿体無い男だと改めておもった。

そしていきなりのキス。
上手いとかへったくれもない、ただ飛び付いて押し付けただけのキス。

その後、直ぐに離してえへへと笑う。

「嵯峨っちと初チューだよ!」
「生きててベストテンに入る衝撃だよ・・・初チューとか・・・百人目とか言われても驚かないのに」
「なにそれひどいーっ!・・・まぁ、あたしの当時のイメージって遊んでる系だものね」

俺に声はかけてくるが、彼女達2人と遊んでいたのはスクールカースト上位の男女達だ。
当然そこで付き合いがあるものだと思っていた。

「あたしも優樹菜も男遊び0だったんだよ!・・・まぁ優樹菜に先越されたけど」
「マジかよ・・・」
「うん、マジ・・・マジで処女だし」

真っ赤な顔して、可愛らしく頬を膨らませる陽菜。
その衝撃的な単語に俺は一瞬、言葉を失った。

「えっと、陽菜さん、マジで言ってますかそれ」
「うん、マジ。まあ、見えないかもしれないけどね」

処女とこんな場所で相対するなんて俺だって人生初だ。
まあ俺が相手してる2人の女性は経験人数が多すぎてあれはあれでなんだかなぁと思うが。
陽菜を前にして、そんなきららとアンナの顔も浮かんでくる。
あの2人ならきっと、「もっとたくさんの女を抱いて来い!」って背中を押すだろう。

それを抜きにしても、陽菜は綺麗で可愛い。
少し陰があり古風な美女アンナとも違い、お嬢様風でありながら淫らなきららとも違う・・・
綺麗で可愛いイマドキ女子だ。
しかも、高校時代も輝いていたが、その輝きが今はもっと増している。
きららが身に纏っている芸能人オーラみたいなのが陽菜にもあるのだ。
しかも、きららより光り輝いて見える。

「今日は絶対嵯峨っちをモノにするつもりで会ったんだからね!」

そう言いながら陽菜が服を脱いでいく。
白いレースの下着はセクシーと言うよりは、清楚で綺麗と言う印象だ。
芸能人雛森ニーナの印象にはピッタリの下着だ。

「どう?勝負下着よ!」
「意外だな・・・凄く似合ってるけど、意外だな」
「むぅ、感動が薄いぞっ!」

きららのセクシー下着を見過ぎで免疫ができたのかもしれない。
それに比べたら陽菜のはいい意味で可愛らしい。

「もっとセクシーなの履いてるイメージだった」
「あー、そもそもあたしと優樹菜は男遊びとかしてないんだぜ・・・嵯峨っち信用してなかったけど」

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