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初恋の人は
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初恋の人は 12

そして由衣ははにかんだ笑顔を俺に見せた。

「初めて普通のデートできたわ!」
「喜んでくれたら俺も嬉しいよ」

俺がそう言うと抱きついてくる由衣、そしてうっとりとこう言う。

「満足できた時はキスして欲しいな」
「あっ、そうだね・・・」

この辺は隠キャのせいか反応出来なかった。
ちょっと申し訳ない気持ち込みで由衣にキスする。
目を瞑ってキスを受ける由衣。
本当に恋人同士のデートって感じだ。

「それより、由衣・・・大丈夫?」
「気遣ってくれて、ありがとう・・・何とかいけそうと思う」

由衣を気遣ったのは映画館の中での様子。
俺の膝の上に手が伸びるだけでなく、股をモジモジさせては自分の股間に手を持って行こうと何度もしていた。
どうやら身体の方が映画館エッチに順応してるようで発情したみたいになっていた。

「買い物して直ぐに帰ろうか?」
「うん、ごめんね・・・もっとデートできたら良かったんだけど」

とりあえず不安もあるし初日だし、この辺で買い物して帰る事にした。


近所のスーパーで食材と日用品を買って帰宅。
これから由衣が一緒に暮らすならと少し多めの買い物になった。

買ったものを整理整頓してひと休憩…と思ってソファーに座ると由衣が隣に来てすり寄ってきた。

「ごめん…我慢できない」
「仕方ない子だな…でもそんなところも含めて大好きだぞ」
甘々イチャイチャしながらお互い顔を近づけキス。
由衣が眼鏡をはずして俺とおでこをくっつける。

「デートだから張り切って勝負下着にしたの」

ブラウスのボタンを外しながらそう言う由衣。
白いブラジャーが目に飛び込んでくるが、俺はそこから目が離せなくなった。
その白いブラジャーはシースルーのメッシュ・・・
つまり、乳首や乳輪が透けて見えているのだ。

「どうかな、これ?」
「エロいね、凄くいい」

清楚で上品な服の下にこんな卑猥な下着があったなんてびっくりだ。
これをずっと着けて外出していた訳で、それを考えただけで股間が反応してしまう。

「コーくん驚かせても悪いから控え目にしたけど、もっとエッチな下着も持ってるわよ」

これで控え目とか、全力なら俺を殺しにかかるぐらいの破壊力があるかもしれない。
由衣はブラウスの次はスカートを取るが、下もセットのシースルーのメッシュ。
つまり陰毛がはっきりと見えるのだ。

その陰毛とショーツは湿りきっている。
我慢出来ないと言っていたが、これなら仕方ないだろう。

そんな湿りきった部分に手を伸ばし指でなぞってみる。
由衣はひゃっ、と可愛い声をあげる。

「映画見てる時から濡らしていたんだね」
「なんか、妄想してたらもう…」
由衣はその手で俺の股間をがっちりと掴む。
「コーくんだって勃起してるでしょ?」
「俺は由衣の下着でやられたよ」
「ふふふっ」

由衣は俺に抱きつきながら蕩けた笑みを見せる。

「実は中学生の時も、制服の下にエッチな下着着るように言われて・・・」

俺の思い出の中にある喜多岡由衣・・・
制服姿の由衣の下着は、こんな下着だったと言う事なのか。
確かに結構暑くなる時期まで由衣はブレザーを欠かさず着ていたし、制服の着こなしを崩す事も無かった。
だけど、その制服の下は・・・
男の欲望を叶えるように卑猥な下着を着ていたと言う事らしい。

「そのまま制服エッチとかだったから、何だか制服の思い出もエッチな小道具的な思い出しか残っていないわ・・・もっとコーくんと学生らしい思い出も作りたかったけどね」

そんな風に言いながら、由衣は思い出したように言う。

「そう言えばさ、3年生の文化祭で私とコーくんで実行委員したよね?」
「ああ、覚えているよ」

俺の大事な青春の思い出の1つ。
そして、俺にとっては学生最後の由衣との二人きりの時間だった。

「あの時、告白したかったんだけどな」
「でも、断らないといけなかったから・・・今はそれで良かったんじゃないかな」

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