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女子学園の調教師
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女子学園の調教師 8

〜次の日、4月11日

裕太は何時もの様に学園に行った。職員室に入るなり、学園長に呼び出され、お咎めを受けると思われと…考えていたが、何も言われず。彼は普通にしていた。



朝の登校時間、赤嶺結菜は普段と変わり無く学園に登校して来た。

「お早う」
「お早う〜」
「やあ…」

少女達が下駄箱前で賑やかに挨拶を交わしまくる。
そんな少女達の中で、結菜と同じクラスの女子の一人…。蔀葵(しとみ あおい)が、結菜を見るなり、何か気付いた様子で彼女の側へと寄る。

「ねえ…結菜、貴女…なんか急に色っぽくなったわね」
「そ…そうかな、なんかママも今日、同じ事言ってたわ。特に何かした訳じゃないのに…」

それを聞いた葵は、腕を組んで少し考える。

「そう言えば…貴女、昨日先生と何を話したの?」
「え…本の話をしただけよ、他は特に何も無かったわ」
「そう…でも、私が夕方に寮の窓から貴女が帰宅するのを見たけど、そんなに遅い時間まで、夢中になるほど…本の話が盛り上がっていたの?」
「ええ…そうなのよ。あれ…?でも、他に何か大事な事がある見たいだけど…なんだろう?」

結菜は腕を組んで考え込むが、どうも頭の中で何かがつっかえて思い出せない。

「何…大事な事って?」
「何か…さ、皆に言わなければいけない、大事な事なの…それがどうも思い出せなのよ」

結菜は「ん〜…」と、一人頭を悩ませている。

「まあ…思い出したら教えて、とりあえず教室に行きましょう。予鈴が鳴るわよ」
「そうね」

二人は急いで教室へと向かった。


〜職員室…

学園に来た裕太は職員室で今日の日課の準備を行っていた。すると、彼の側に原野先生が、声を掛けて来た。彼女はコーヒーを淹れて持って来てくれた。

「おはようございます、杉本先生。コーヒーをどうぞ」
「あ…お早うございます。すみません…ありがとうございます」

彼女は隣の椅子に座る。

「先生は昨日、随分遅くまで生徒と話をしていたのですね」
「え…そうですか?」
「普段、夕方5時まで学園に残って、何かするなんて居ないのに…」
「まあ…ちょっと、色々と話をしてみたのです」
「熱心ですね」
「ハハ…そうですか?」

原野が笑顔で答えるが…内心不安だった。
自分のノートパソコンに残されていた画像が本物なら、自分は女子生徒にわいせつ行為をした事になる。
もし…それが世間にバレたら、教員免許を剥奪されるし…今の場所に住めなくなる。

裕太は正直、罪悪感に悩まされていた。先ずは…今日、赤嶺結菜が登校しているか確認する事が第一だと彼は考え…彼はコーヒーを一口啜った。

その時だった。

「先生、おはようございます」

突然、後ろから声が聞こえて振り向くと赤嶺結菜の姿があった。

「ウワッ!ゆ…結菜ちゃん!」

慌てた彼はつい、うっかりコーヒーを机の上にこぼしてしまう。

「あッ、大丈夫ですか?」

原野先生が、彼の机を雑巾で拭こうとする、それを見た結菜は原野先生を見てムッとした顔で裕太の側へと寄る。

「私がします!」

それを見た原野先生が、彼女が嫉妬していると感じた。

「結菜ちゃん…何か用なの?」
「今日は、私が日直当番なので…連絡を聞きに来ました」
「そ…そう、じゃあ…プリントを持って行ってくれる」
「分かりました」

彼女は机を綺麗にすると、プリント容姿を持って職員室を出て行った。
結菜の後ろ姿を見ていた原野先生が、裕太に声を掛ける。

「杉本先生、ちょっと来て頂きたいのですが」
「あっ、はい」

まさかあの事で?何か聞かれるのだろうか?だんだんと裕太の顔が青くなる。杉本先生に連れられてやって来た場所は古い教材や行事用の道具の保管庫、そして機械室が有る学校の地下室だった。
 こんな場所に連れて来て何を話そうと、させようと言うのか?そして裕太は一つの部屋の扉の前に来た。

「あの原野先生、この部屋は?」

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