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女子学園の調教師
官能リレー小説 - その他

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女子学園の調教師 11

「いや…そう言う問題じゃなくて…」

二人の会話に、他の女子が横やりを入れて来た。

「あ…もしかして先生、綾乃ちゃんの体見てコーフンしちゃった?」
「ねえ先生、勃起したら教えて、私が先生のアソコの長さ測ってあげるから」

女子達がクスクスと笑いながら言う。

「綾乃ちゃん、ついでにズボンも脱いだら」

それを聞いていた裕太が「お前らな〜…」と、怒りたかった。
振り返ると綾乃が本当にズボンを脱ぎ始めていた。

「こ…こら、藁井さん、何でズボンまで!」
「え…?だって、先生…コーフンしたいのでしょ?」
「違うって!」

スポーツを始める前に、ちょっとした一騒動が起きて授業に移るまでに時間が掛かった。
いざ…ドッヂボールを始めると…、同年齢の異性の居ない女子校は、常に本領発だった。

「えい、赤嶺ー!」

剛速球のボールが、結菜目掛けて飛んで来た。彼女は上手くボールを避けた。するとボールは彼女の後ろに居た女子の顔面に当たる。

バンッ!

「グハッ…」

倒れた女子に結菜が心配して近付く。
「ちょっと結菜、いきなり避けないでよ…」
「ご…ごめん」
「チッ、外したか…」

それを見ていた裕太が、陽葵に注意する。

「こら、家瀬…女の子だから、もうちょっと優しくボールを投げろ」

ゼエ…ゼエ…息切れしている陽葵は、ギロッと裕太を見る。

「先生は黙ってて、これは女の子同士の真剣勝負なんだから…」

(その熱意を他にも向けて欲しい…)と、思いながら裕太はドッヂボールを見ていた。
授業時間も迫り、皆はゲームを終える。裕太は、ボールを集めてカゴの中に入れて体育倉庫へと運ぶ。体育倉庫の中に入ると中が散らかっている事に気付き、彼は片づけを始める。
その時、別のボールを入れたカゴを持って来た陽葵が倉庫に入って来た。

「お兄ちゃん、ボール持って来たよ」
「ありがとう…そこに置いといて」

陽葵は裕太が片付けしているのを見て「私も手伝う」と、言って…片付けを行う。
しばらくして結菜も倉庫に現れる。
彼女も、裕太達を見て、片付けに参加しようとする。

「先生、私も手伝います」
「あ…良いよ、大丈夫。それよりも日直当番だから、次の授業の教材を用意してくれる?」
「はい、分かりました」
そう返事をして、彼女はその場を去る。
片付けが一段落して、二人はその場を離れようとした時だった。
突然裕太がクラッと意識が遠のき、その場に立ち止まる。
それを見ていた陽葵が不思議そうな表情で裕太に近付く。

「お兄ちゃん…どうしたの?」

すると…彼は無言で体育倉庫の扉をバンッと勢い良く閉めた。

「ヒヒ…さあ、陽葵ちゃん…個人指導を始めようか?」

不敵な笑みを浮かべた杉本が、幼い少女の前に立つ。
教室に戻ろうとしていた結菜は、ふと…胸騒ぎを覚えて体育倉庫へと戻る。
開かれていた体育倉庫の扉が、閉まっている事に気付いた彼女は扉を開けようとするが…。表からしか鍵が掛けれない扉が開かなかった。

それを見た結菜は、トクン…と心臓が高鳴る。

(あれ…?私、これを知っている…何処で体験したんだっけ?)

結菜は、何か大切な事を忘れている…と感じるが、それが何だったのか思い出せない。
「あ…貴方、お兄ちゃんじゃ無いわね。誰なの?」
「ヒヒ…君の大好きな彼には、少し休んでもらって、今から君は俺と一緒に気持ち良い事するんだ」
「残念だけど、貴方に体を差し出すつもりは無いわ。お兄ちゃんだったら喜んでイケナイ事させてやるけどね」

陽葵はそう言って、扉を開けようとするが…扉が開かない。

「今、この倉庫は別次元の中にいるのさ…現実とは違う時間の中に俺達は居るのだよ。1回だけ気持ち良い事すれば解放してやるよ」

それを聞いた陽葵は悔ムッとした表情で杉本を見た。
彼はマットの上に腰を降ろす。

「お前が、俺とのプレイを拒めば、何時まで経っても出られないぞ。今のお前に拒否権なんて無いんだ。俺との行為に身を捧げるか、それとも…」

杉本は、近くの小窓を開ける、外は真っ白な空間に靄の様な物が漂っていた。

「この亜空間の中に飛び込むか?あ…この亜空間に落ちたら、二度と戻っては来れない。転生するなんて夢みたいな事は考えない方が良いぞ。なんせ終わりの無い落下が続いているのだからなぁ、ヒヒ…」

杉本の突然の変異に陽葵は驚いていた。
陽葵は震えながら黙ってその場に立ち竦んでいた。

「どうした、こっちへ来い…一緒に気持ち良い事しよう。ちょっと身体を触るだけだ…直ぐに終わる」
「い…イヤよ」
「ほお…抵抗する意思はあるんだな」

杉本はニヤ付いた笑みで言う。

「家瀬陽葵…お前の事は俺は全て知っているんだぞ」

その言葉に陽葵はビクッとした。

「家瀬…珍しい名字だから、何処の出身なのか…最初は分からなかったが、大阪府に住んでいるのだな。家族は五人…長女として生まれた。父親が営業の仕事で金を稼ぎ、家はそこそこ裕福みたいで…、学園に入るまでは二人の弟の面倒を見ていて、親顔負けの活発な子らしいな。俺の体の主である杉本には好意があり。将来本気で一緒になりたいと考えているようだな…。今日の君の結菜に対してのライバル意識も、彼女に俺が奪われた…なんて言う、被害妄想から来てたのだろう?」

自分の事を言われた陽葵は「ウウ…」と、悔しそうに返事をした。

「どうだ…君の好きな人物が誘っているんだ。さあ、こっちへ来なさい」
「お…お前は、お兄ちゃんなんかじゃない…」

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