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妄想と現実
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妄想と現実 3

翌朝。
いつもより早く起きてしまった。だがいつになくいい目覚め方だったのでガラでもなく朝風呂して、飯食ってから登校しようと、外に出た。


「おはよ、柚木くん♪」

玄関を出るとカトリーナが立っていた。

「お、おはよう……???」

状況が理解できなかった。
何故家の前にカトリーナが立っているんだ。
いや確かに近所だし小学生の頃からそういう感情は抱いていたけどそこまで仲自体はよくなかったというか、喋ること自体、勇気のない俺だったから…昨日だって明日一緒にって約束したわけでもないし。

「えっと、どうして?」
素直に聞いた。

「んー、なんとなく。柚木くんと一緒がいいなってなんか思ったから」

屈託のない笑顔。眩しい。眩しすぎる。
それなのにどす黒い欲望を湧き立たせる俺自身がなんとも情けないような気がして…いや、これは、カトリーナがあまりにも…

「行こっか」
「う、うん…」

並んで登校。
あぁ、これは、クラスの男どもの視線がきついだろうな…

ただでさえ爆乳美少女、しかも快活で愛想もよくて先生からの信頼も高いカトリーナがぼっち気味オタクの俺と一緒なのだ。信じられないだろう。だって俺本人が信じられないんだからな。

きゅっ

「え…??」
「ふふっ」

カトリーナが俺の手を握った。
視線が合う。最高の笑顔だ。それだけでオカズにできそう。

これで腕を組んできたらその爆乳が直に感じられるんだが、そこまで高望みはできない。むしろそんなことされたら俺の理性がヤバい。すでに今勃起しかけているくらいだから。

そのまま校門まで来てしまった。
カトリーナはこれが当たり前のように俺と手をつないで歩いている。

「おはよー!」

そして同じクラスの女子を見つけてあいさつする。いやそれって俺…

「おはよー、カトリーナ」

あれ?
クラスメートの女子も平然と挨拶してる。俺と手をつなぐカトリーナに何も違和感を抱いていない。

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