忍と紗織がプール室内に入ると、他の生徒は全員、既にプールサイドに集まっていた。水泳の授業を担当する女体育教師、森田由貴恵（もりた　ゆきえ）の姿もあった。
「あっ！来た来た」
「早く早く」
女子生徒が忍と紗織に声を掛ける。２人は女子達の群れに混じった。
それから間もなく、始業のチャイムが鳴った。生徒たちは男女別に整列する。

森田由貴恵は24歳の女体育教師で、美人でスタイル抜群、スポーツ万能、男女問わず生徒達に抜群の人気があった。その由貴恵は忍と同様の純白のワンピースの水着を着用していた。男子も女子も由貴恵の水着姿にすっかり魅了された。

「由貴恵先生、とても奇麗ね！」
「水着姿、とってもセクシーだな！」
「とても美人でスタイル抜群だからな！」
「先生のビキニ姿、是非見てみたいな」

「みんな、準備運動を始めて」
由貴恵の指示で、全員、準備運動を始めた。それを終えると水泳の練習である。

忍「由貴恵先生って紗織のいるテニス部の顧問よね」
紗織「ええ」
忍「あんな素敵な先生が顧問でいいわね」
紗織「忍の新体操部の奈保美先生だってとっても奇麗じゃない」
高梨奈保美（たかなし　なおみ）は英語担当の女教師で、由貴恵と同じ24歳、忍の所属する新体操部顧問である。奈保美も美人でスタイル抜群で、由貴恵と同様、男女問わず生徒達に抜群の人気があった。
新体操部は放課後に体育館で練習するが、奈保美は時々、レオタード姿で模範演技を披露していた。

由貴恵も奈保美も、忍や紗織、俊雄が高等部に進学した昨年、大学を卒業して赴任したのである。