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デベソ天使
官能リレー小説 - その他

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デベソ天使 1

田島忍(たじま しのぶ)は高校2年生で、学園でも飛びきりの美少女にして、学業成績優秀、運動能力抜群、品行方正と、正に完璧な理想の女子高校生といった感じで、男女問わず学園内での人気は抜群に高い。彼女はまた、屋内温水プールや体育館を備えた大豪邸に住むお嬢様であった。

忍は日頃より明るい笑顔を振りまいていたが、その笑顔に対し“天使の微笑み”と称える者さえいた。また、忍は新体操部のエースで、黄金色のレオタードを身にまといながら13メートル四方のマットの上で披露する華麗な演技は“天使の舞い”との称賛を受けていた。
そんな忍にも1つの大きな悩みがあった。実は、忍は生まれつきデベソだったのだ。

或る日曜日の午後、忍は1人、自宅のプールで泳いでいた。忍の家のプールは学校のプールと同じ規格の25メートルプールである。運動能力抜群の忍の泳ぎはとても見事なものだ。この時、忍はワインレッドのビキニを着用していた。
プールから上がった忍は真下に目を向け、自身のデベソを見つめる。
(こんなデベソじゃなかったら)
忍はこれまで幾度となくそう思ってきた。

忍がビキニスタイルになるのは自宅のプールで1人で泳ぐ時だけだった。外のプールや海に行く時、忍はワンピースの水着しか着たことがなかった。ビキニやセパレーツの水着では人前でデベソをさらしてしまうからだ。
他の女の子がビキニを着ているのを見る度に忍はうらやましく思った。忍だって、本当はみんなの前で堂々とビキニスタイルになりたかった。だが、デベソがバレるのが恐い。

部活や体育での着替えなどでも、忍はデベソを見られないように隠すのに必死だった。デベソなんてみんなに知られたら、それこそ恥ずかしい。

ドアが開き、1人の男子がプールサイドに入って来た。
「おーい、忍」
ネイビーブルーのビキニパンツスタイルのその少年は忍に声を掛け、近づいて来た。
「あら、俊雄!いらっしゃい」
忍も笑顔で応対した。

少年の名は楠本俊雄、忍の幼馴染で、高校のクラスメイトでもある。そんなわけで、俊雄は時々、忍の家に遊びに来ては、そこのプールで泳ぐのだった。
忍の母親の綾と俊雄の母親の優香が少女時代からの親友同士で、しかも、家が近所だったこともあって、2人は小さい時からの仲良しだった。そして、家族以外の者で、俊雄とその母親だけが忍のデベソの秘密を知っているのだ。

幼稚園の頃、俊雄が忍のシャツをめくり、デベソが露わになった。それを見た俊雄は
「忍ちゃんのおヘソ…変なのおー」
と言って笑った。そして、忍は泣いてしまった。
そこへ俊雄の母の優香がやって来た。優香は俊雄をきつく叱った。
「ごめんね。忍ちゃん」
俊雄は忍に謝った。そして、優香は俊雄に言った。
「いいこと、俊雄。これから先、貴方が忍ちゃんを守ってあげなさい」

その時から俊雄は、自分が忍を守るんだとずっと思い続けている。そして、幼稚園、小中学校、高校とずっと一緒だった。双方の母親も2人が将来結婚することを望んでいた。

「こうして忍のビキニスタイルを拝めるのも俺だけの特権だな!」
「やだあ…俊雄ったら…」
俊雄に言われ、忍はちょっと恥ずかしくなる。でも、悪い気はしない。人前でビキニ姿になれない忍だが、俊雄にだけは堂々と自分のビキニ姿を見せることができた。俊雄に見られるのはむしろ嬉しかった。

「相変わらず可愛いデベソだな!」
俊雄はそう言うと、右手の人指し指を伸ばして忍のデベソに触れた。
「きゃっ!」
忍は驚き、ビクッと身体を震わせた。
「もう…俊雄ったら…」
普通、ヘソは腹の内側に窪んでいるものだが、忍のそれは腹の表面から7、8oほど盛り上がったデベソだった。

俊雄は指先で忍のデベソを撫で回す。
「きゃっはっはっ!……ちょっとやめてぇぇぇ……」
デベソを撫でられ、忍はくすぐったがる。忍はお返しとばかり、自身の右手人指し指を俊雄のヘソに突っ込んでかき回した。
「きゃはは!……よせよ忍…くすぐったい……」
こんなふうに、2人は小さい頃から互いのヘソをいじり合っていた。俊雄のヘソに触れる度に、これが普通のおヘソの感触なんだなと忍は思うのだった。

「今度の土曜、俺たちの誕生日だな」
「そうね。楽しみね」
忍と俊雄は誕生日が同じだった。家族ぐるみの付き合いをしていたこともあって、小さい頃から一緒に誕生日祝いをやっていた。
今度の誕生日で2人は共に17歳になるが、その日に一緒に初体験をしようと誓っていた。

「一緒に泳ごうぜ」
「いいわよ」
忍も俊雄も共にスポーツ万能で、学校では、忍は新体操部、俊雄は柔道部と空手部との掛け持ちだが、水泳も素晴らしいほどの実力があった。

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