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脱出ゲーム
官能リレー小説 - その他

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脱出ゲーム 7

女が居なくなった事に若干の寂しさを感じつつも、俺は目の前のタンクをまじまじと見つめた。
よく見れば青紫色のエネルギータンクには何かのメーターや様々な数字が書いてあり、俺のタンクに書かれているものが一番高数値を指しているのがわかった。他のものは一番高い数値のでも俺の数値の八割程度しかなかった。
絶頂に達した時のエネルギーが放出される感覚を思い出すと少し股間も反応したが、今は興奮している場合じゃない。
ここに留まっていても仕方ないので俺は先に進む事にして、部屋の奥にあるドアの方に向かうことにした。
ドアは自動で開いた。この先にどんな罠が待ち受けているのか…注意しつつ先へ進む。
ドアの向こうには長い通路が続いていた。天井までは4,5メートル以上はあるだろうか、とにかく広い。道幅も5〜6メートルくらいの広めだ。壁にはキラキラと光を放つ物が埋め込まれており通路を照らしている。
罠がないか慎重に進んでいると、床に光る物を見つけた。拾ってみるとそれは三角形の小さな金属板であった。表面はツルッとした手触りで真ん中に赤い宝玉が一つ埋め込まれていてキラキラと輝いていた。
「なんだこれは?何かの部品か?」
光を反射して輝く金属板を見ながらそう呟いていると、突如その光が増した。
「何だ!?」
赤い宝玉の中心に向かって何かが吸い込まれていくように蠢いて行くのが見えた。
一体これは何なんだ?混乱していると急に体に何かが絡みつく感覚がした。
「しまっ…!?うわああああ!」
俺の股間ではいきり立った一物が空しくビタンビタンと腹を叩いていた。
この金属板には男を発情させる効果が備わっていたのだろうか?
俺はその場で動けなくなっていた。両腕を肩の高さで水平に上げた姿勢で固定されてしまったのだ。
悲鳴を上げるどころか声すら出せない。

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