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(続)格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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(続)格好が・・・ 74

健次が今にも一物を瑞穂の陰部に突っ込ませようとしているのが卓也の目に写った。
「い、いやあ…」
瑞穂は逃れようにも、両腕を後ろ手に縛られ、両足を健次に押さえ付けられている。
「瑞穂!」
卓也は力一杯踏ん張って立ち上がった。その勢いに突き飛ばされる麗奈。卓也は瑞穂の身体の上に跨る健次の胸板に膝蹴りをくらわせた。健次の身体は真後ろに倒れ、その隙に瑞穂は踏ん張って立ち上がった。

健次はすぐに起き上がり、胸板を押さえながら卓也を睨みつけた。
「大沢…てめえ…」
健次は今にも卓也に襲いかかろうとしていた。実力は卓也の方が上だが、両腕を後ろ手に拘束されていては満足に戦えない。
卓也と健次が睨み合っていると、突然、瑞穂が割って入り、正面から健次に体当たりした。そして、健次の陰部にすかさず膝蹴り2連発をくらわせた。

「うぎゃあぁぁぁぁ…」
大声で悲鳴を上げる健次。瑞穂はすかさず3発目をくらわせた。健次は飛び上がり、真後ろに倒れると、陰部を手で押さえながらのたうち回る。
「すげえな、瑞穂」
瑞穂の突然の過激な行動に驚きながらも、卓也は彼女の貞操が無事に守られたことに安堵する。
「卓也…」
瑞穂は卓也の股間をじっと見つめる。卓也の一物は麗奈にしごかれたせいでギンギンに勃起していた。
見つめ合う卓也と瑞穂。2人とも全裸で両腕を後ろ手に拘束されている。麗奈は傍でしゃがみながら2人の様子をぼんやりと見つめている。健次は悶え苦しんでいる。

この体育倉庫には、体育館に出るのとテニスコートの傍に出るのと、扉が2つある。瑞穂はテニスコート近くの方の扉に向かい、卓也もそれに続いた。
扉は内側からロックされていた。瑞穂は扉に背を向け、後ろに縛られた手でロックを解こうとするが、なかなかうまくいかない。
そこへ突然、扉が開いた。誰かが外から鍵を開けた様である。
「大崎先生。それに瑠璃!」
瑞穂が扉の方を向くと、そこに瑠璃とテニス部顧問で女教師の大崎直美が立っていた。

瑠璃は着替えを済ませ、瑞穂と卓也を待って、1人で部室にいた。そこへ卓也だけが入って来て、瑞穂はどうしたのかと尋ねると、麗奈と2人っきりで話をしていると聞いた。
瑠璃はクラブハウスを出た直後、走って来る麗奈とすれ違った。瑠璃は瑞穂のことを尋ねようとしたが、麗奈はさっさと走り去った。
瑠璃は瑞穂や卓也と一緒に帰ろうと、校門の前で待ったが、2人ともなかなか姿を現さない。瑠璃は心配になって、スマホを出し、瑞穂に電話を掛けたが、幾ら呼び出しても出て来ない。続けて卓也に電話しても同様だった。瑠璃は麗奈にも電話を掛けてみたが、麗奈も出なかった。

3人ともまだ下校した形跡がない。不審に思った瑠璃は職員室に向かい、顧問の直美に事情を話した。そして、まだ校内に残っていた職員や生徒達にも協力を依頼し、瑞穂や卓也の姿を求めて校内を捜し回った。
やがて、体育倉庫から怪しい物音がするという知らせが伝わり、瑠璃と直美は鍵を持って体育倉庫へ向かった。

瑠璃「瑞穂、卓也くん…」
直美「2人とも、その格好…」
瑠璃と直美は絶句した。扉を開けるなり、目の前に、全裸で両腕を後ろに組んだ瑞穂と卓也の姿があった。
瑠璃は心配しながらも、横に並ぶ全裸の2人を見つめるが、卓也の股間の一物が目に入るなり、頬を紅潮させた。すると、それに気づいた瑞穂が、
「見ちゃ駄目」
と叫び、卓也の姿を遮る様に横へ身体を移動させた。

瑞穂は瑠璃に頼んで両腕の拘束を解いてもらうと、
「すぐ着るから、ちょっと待ってて」
と言って扉を閉めた。瑠璃と直美は扉の前に立ち、瑞穂と卓也が服を着て出て来るのを待つ。

【あれが卓也くんのおチンチン】
瑠璃は扉の前に立ちながら、つい先ほど目にした卓也の一物を思い浮かべる。そして、股間が疼くのを感じた。
一方、直美も卓也の一物を目にしていたが、瑠璃の様に動揺していなかった。直美は高校時代からつき合っている彼氏と幾度も経験を重ねていた。

「野上さん、ソワソワして。大沢くんのおチンチン丸出しの裸見て興奮してるの?」
微笑を浮かべながら指摘する直美。
「い、いえ。そんな…」
心中の動揺を見抜かれ、瑠璃は狼狽する。
「私、みんなに知らせてきますね」
そう言って瑠璃は駆けて行った。

扉が開き、テニスウェアを着た瑞穂と卓也が姿を見せた。直美は体育倉庫の中に入った。
「須藤さん!」
直美が中に入ると、麗奈が全裸でマットの上にしゃがんでいた。また、見知らぬ男子が全裸で気を失って倒れていた。
「一体何があったの?」
直美は瑞穂と卓也に尋ねる。
ちょうどそこへ、瑠璃の知らせを聞いて、校内に残っている教師や生徒たちが集まって来た。その中に遥や泉もいた。

瑠璃は瑞穂と卓也が見つかった事を知らせた後、すぐにトイレに駆け込んだ。そして、トイレの個室に入ると、履いているホットパンツを下げた。

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