貴方の人生、変えちゃいます! 12
はあ、はあ……
はあ、はあ……
見つめ合う僕たちの、激しい呼吸の音だけが部屋の中に流れる。
イった後の幸せそうなエマさんは、えもいわれぬほど素敵で、僕の心の中に何かが芽生えた。
エマさんも、僕を見つめている。お互い、激しい呼吸のまましばらく見つめ合っていた。
先に声を出したのは、エマさんだった。クスッと幸せそうに微笑む。
「翔太さん…幸せです…」
「僕もです。エマさん」
「有難うございます♪」
エマさんの笑顔は、反則だよ。って思うくらい、僕のハートを鷲掴みにされてしまう、そんな幸せに満ちた笑顔だった。
どうやら、僕は本気でエマさんの事が好きになったようだ。
「翔太さんったら…私の中で、ずっと元気ですね」
「あ……でも、これが僕のエマさんへの想いです」
エマさんの中で僕は、ずっと元気なままでいた。それを、中でしっかりと握りしめてくれている。
「ん……朝か……」
僕は目を覚ました。エマさんとの事は……夢……じゃなかった。
思い出した。あの後、着衣のままでさらに2回して、そのまま寝ちゃってたんだ。
僕の横で、エマさんもやや着衣が乱れたままでかわいい寝息を立てている。
「エマさん……」
僕は、かわいい寝顔で静かに寝息を立てているエマさんが愛しくて、しばらく眺めていた。