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貴方の人生、変えちゃいます!
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貴方の人生、変えちゃいます! 2

隣に住んでることしか知らなくて、年上なのか年下なのか、学生なのか社会人なのかもよくわからない。
可愛らしい人…その瞳は碧くも見えて、名前的にもハーフなのかな、とも思ってしまう。

こちらが挨拶すると、笑顔で返してくれて、好感を得るしやっぱり美人というか、可愛いというかドキドキしてしまう。
初対面であんなこともあったし。

そんなある日の夜。
今日はもう寝よう、と思ってベッドに寝転がった瞬間、エマさんの部屋から何かが聞こえた。

「ぁんっ……んんっ…oh、あんっ」

まさかこれは?
俺は思わず耳を澄ませてしまう。

ごくかすかな声だけど、若い女性の声だ。
しかも…エッチな声を上げているような。

「Ah…Ah…oh……Ah…もっと、Ah…」

自分の心音が直接耳で聞こえるかと思うくらい、高鳴っている気がする。
そればかりか、全身の動脈の脈動を感じられそうなくらい。

「Ha…oh…oh…」

俺は隣から聞こえる声を少しでも聞き逃さないと、壁に耳を当てる。
逆に自分の心音が壁を鳴らさないか、怖いくらいだ。

「Ah…an…oh…」
「My dick is getting bigger.」
「……ah…」

あれ?

「so…yo……insert…」
「Aha…oh…」
「I feel good.」

まさかエマさんの他に誰かいるのか?

「I want to hear your gasp.」
「I wanna melt in you.」

それからもしばらく声は続いた。
エマさんの他に、男女それぞれ一人ずつ、三人の声がした。

喘ぎ声がエマさんで、他の二人の声は英語の会話のようだ。


その後も声は続き、声が途絶えた時には一時間ほどが過ぎていた。

他の二人が誰なのかが恐ろしく気になって、その日は俺は明け方まで眠れなかった。

「おはようございます」
「うう…おはよう…」
「どうされましたか?」

当のエマさんと、玄関先で鉢合わせ。
眠い頭を抱えて挨拶する。どうやら俺と同じくゴミ出しだったらしい。ゴミ袋を持っていた。

昨夜聞いた三人の声が頭の中を駆け巡り、最悪の想像がしつこく頭をよぎる。
怖くて仕方なかったが、意を決して聞いてみた。

「エマ…さん?彼氏とか、いるんですか?」
「高松さん?」
「あ…すみません。失礼な質問でしたよね。忘れてください。」

不思議そうな顔をしたエマさんを見ると、思わず質問を引っ込めてしまった。俺のヘタレ!
慌てて立ち去りながら、答えを聞かなかったことに安堵している自分もいることに気付いていた。

俺の部屋とエマさんの部屋は二階だ。
俺の心の中のような曇り空の下、ゴミ捨て場にさっさとゴミを捨てる。
とりあえず顔を合わせないようにどこかへ行こうとしたら、目の前を塞がれた。

何かが風で飛んできて、顔を覆ったようだ。

「なんだこれ?」

顔を覆った、柔らかいもの。
はがしてみると、それは女の人のショーツだった。だが、それにしては形がおかしい。
見てみると股のところがぱっくり開いている、オープンクロッチショーツだった。

こんなものを持っていたら、下着ドロと疑われてしまう。
俺は大慌てでそれをポケットに押し込んだ。

とりあえず気まずさの解消と眠気ざましにアパートの周りを十数分ほど散歩する。
戻った頃にはエマさんも部屋に戻って行ったのだろう、姿は見なかった。

ポケットの中からさっきの下着を取り出す。
何処から飛んできたのだろう。そして持ち主はいったい。

「……まさか、な」
いつしか俺の中でコレを身につけたエマさんの姿が浮かぶ。
そして昨夜のあの喘ぎ声も…

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