PiPi's World 投稿小説

セックスの世界
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 1
 3
の最後へ

セックスの世界 3

私のほかにも女子生徒が5人いて、武田君の仲間とやらされていた。
「お前、弥生の尻を勝手に触ってんじゃねぇよ。弥生は俺の女にするんだからよ。」
私のお尻を触っていた男が武田君におびえて私から離れた。
「すいません。」
「お前はそこの女子とやってろ。」
武田君の命令で男は女子生徒とやり始めました。
「俺に用があったんだろ?突っ立ってないで、こっちにこいよ。」
私は武田君の隣に座ります。
「良い世の中になったよな。やりたい時にやれるんだからよ。」
 私はその言葉に、あの忌まわしい日を思い出して顔をしかめた。
 「なんだぁ、センセイ、その顔は?やりたくないのか?」
 私の中で、悔しい気持ちと本能が格闘する。私は唇を噛み締めて何も言わないようにした。
「あなたとしたら、授業に出てくれる?」
「そうだな、俺と、ときどきセックスしてくれれば出てやるよ。」

 私は、武田君のチ○チ○を受け入れながら、忌まわしい日…三年前の五月のあの日…を思い出していた。
 花粉の時期が終わり、クーラーの時期もまだで、窓は開け放していた。
 授業中、窓際の女子生徒から何人か次々苦しみ出した。
「トイレに行っていいですか?」
「保健室行きたいです」
 何人か立ち上がり、教室は騒然となっていった。
 立ち上がった女子生徒たちもよろよろした感じで、スカートの上からまたは中で下半身を押さえた感じだった。
 男子生徒は誰も立ち上がらないがもじもじしたような雰囲気になっていった。

 そのとき、ひとりの男子生徒が
「テレビで、官房長官が、人前でセックスしていいって言ってるぞ!」
 私も含めて、皆彼の方を見た。彼はスマホの音量を最大にした。
「…繰り返します。この未知の病原体は、空気感染し、現在東京から急速に広がっています。感染者の特徴は、男女とも、性欲が、急速に高まることです。それに対応し、同意された性的行為については、公然わいせつなど関連法規を柔軟に運用するよう、関係省庁に対し、指示を出したところです…」
 たぶんそんな内容だったと思う。それを途中まで聞いたところで、立ち上がった女子生徒は、次々にスカートもパンティも脱ぎ捨てて行った。少し遅れて男子たちも。
 私は、近くの席の男女が次々とセックスを始めていくのをただ呆然と見ていた。そのうちに、私にも、それが、来た。
 スカートのうえから股間を弄って必死に耐えようとする。しかし、たまたま周りに相手がいなかった一番前の席の男子に、言葉は忘れたけどセックスを申し込まれて、私も、落ちた。

 たぶん、この日だけで10人くらいとやったと思う。
 夜になっても、半分以上の人は残った。外がどうなっているかよくわからなかったから、ということもあるけど、私も含めて多くの人は、代わる代わるセックスしている仲間から離れるのが嫌だった。
 備蓄の非常食を開けて、夜を明かした。
 翌日になると、私も含めてみないくらか落ち着きを取り戻した。性欲は今のレベル…1日数回セックスしたくなる…に落ち着いて、それが満たされれば普通の社会生活を送れるようになった。
 社会全体が、急速に、みんな1日数回セックスすることが前提のように作り替えられていった。そして、今のこの世界がある。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す