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強制結婚制度  第U章
官能リレー小説 - その他

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強制結婚制度  第U章 10

2人の母親、山野優美は10歳でデビューして爆発的な人気を誇ったアイドルだった。
数々の伝説を作り、引退したのが18歳の時……当時かなり騒動になったって親から聞いた事がある。
確か、それが30年前だったと思う。

目の前にいる優美さんはそれなら40代後半の筈だけど、30代そこそこにしか見えない。その上、そんな歳で妊婦だし……
「隣にいるのが私の長女、杏奈よ……あの子達は私の11番目の子供になるの……このお腹にいるので23人目だけどね」
23人って……俺は驚くしかなかった。
驚く俺に、今度は杏奈さんが話しかけてくる。
「姉の杏奈です……一応、『柚木アンナ』の名前で歌手やってるんだけど……知ってるかな?」
柚木アンナ!?……これまたメディアに露出しない伝説的な歌手だ。
「あたしは、16歳から子作り始めたから表に出なかったのよ……この子で12人目、上の子は琴音、美琴とそんなに歳は変わらないわ」
そう言って笑う美人母と美人姉に俺は圧倒されてしまっていたのだ。
        …その優美さんと杏奈さんが何しに来たんだ? 結婚相手以外とは性交は出来ないし、確か特別な事由がない限り離婚は出来ないはずだし…
俺はとりあえず二人を家の中に入れて案内をした。

俺は二人をリビングに連れて来ると二人はソファーに腰かけてくつろいだ。
「あの…ところで今日は何を施に来たのですか…」俺は疑問を二人にぶつけてみた。
すると優美は「うふ…琴音と美琴の新婚生活を見に来た…のは次いでで本当の目的は響也さんの家の周りの不動産物件を見学しに来たのよ」と語った。
俺の家の周りは元々祖父の土地だったが祖父が亡くなった時に相続税などを払う為売ってしまい現在は広大な更地になっていた。
ちなみにまだ土地がどうなるかは、まだ決まって無い。
そして杏奈が「私やお母さんを見れば判ると思うけど、私達家系の女は子供が産まれ易い体質なのです、
まして制度で結婚した貴方達だと更に計画的な妊娠が難しい…だから後々の子育てに備えて広い土地を購入する必要があるの」と答えた。
俺は「でも俺達の場合は四人目が産まれたら避妊具の使用が認められるから大丈夫なはずでは…」と返答する。
でも優美は「その場合でも琴音や美琴の体質の事も考えて念には念を入れた方がいいわ、財政面は私達が全て引受けるから心配しなくてもいいわ」と言い切った。
俺は二人の意見を受け入れた。

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