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強制結婚制度  第U章
官能リレー小説 - その他

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強制結婚制度  第U章 37

係員は2人の必死の説得に完全なパニックになっていたが、一つ重要な事に気付いた。
そして「あ、あの上司に一度確認して参りますので、しばしお待ちを!」
そういってそそくさと部屋を出ていった。
どうやら上司に頼るということを忘れていたようだ。
そして係員が部屋に戻って来ると「分かりました…正式に皆さんの結婚を認めます」と告げられた。
その瞬間、拓斗は“ほっ”と胸をなでおろし真紀と美樹それに明日香の三人は抱きついて喜んだ。

そして四人は係員から説明と手続きを取り正式に夫婦となった。
ちなみに明日香は現役中に限り三日に一度のセックスは免除され、代わりにその期間は真紀と美樹に三日に一度のセックスが特例で義務づけられた事になった。
勿論、四人は喜んで引き受けたのは言うまでもない。
そして拓斗達が家に到着すると明日香は「じゃ私はこの辺で…」と言って拓斗達から離れ様とする。
「待って明日香さん何処に行くの」真紀が呼び止める。
「でも荷物がまだ届いてないし…私がいると…」明日香は拓斗達に遠慮する。
だが「駄目だ明日香はもう俺の妻だし真紀や美樹と共に大事な家族なんだ」拓斗は言い、美樹も「そうだよ私も明日香さんが来て嬉しいんだから」と告げた。
明日香は涙を浮かべ「あ…ありがとう…」と言い拓斗達に抱き着いた。
そして「さあ家に入りましょ」と真紀が言うと拓斗達は揃って家に入っていった。
「狭いですけど、ここを明日香さんの部屋にして下さい」真紀は明日香に家の中を案内していた。どうやら、真紀は客間用の和室に移り、自分の部屋を明日香に譲るらしい。
「えっ?良いんですか?」明日香の問いかけに、
「ハイ…明日香さんは和室って感じじゃないですし…改装してる時間もないですからね♪」真紀は優しく微笑む…
「でも悪いですし…」
明日香は何か悪い気がして断ろうとするが真紀は「良いから、好意は素直に承けなさい」と優しくたしなめる。
「は、はい私の為にすいません」明日香は素直に頭を下げた。
「うん、じゃ決まったところで拓斗さんの所に行きましょう」真紀は言うと明日香を急かす。
「ど、どういう事ですか」明日香が驚くと「私達は明日香さんと一緒に初夜を迎えるまで待ってたのよ、さあ行きましょ」と真紀が言った。
明日香は拓斗達の優しさを感じ嬉しくなった。
そして部屋を出ると廊下で美樹が照れくさそうに待っていた。

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