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強制結婚制度  第U章
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強制結婚制度  第U章 33

「はい、どなた様でしょうか」俺はインターホンを取り相手を確認する。
『私です、優美ですけども』俺は声とモニターで優美さんと確認すると玄関のドアを開けた。
「いらっしゃい、お義母さん」
「いらっしゃいませお母さん…どうぞ…」
「あっ…ママ…取り敢えず上がって…」
俺と後から付いて来た二人は優美さんを向かい入れる。
「ありがとう、失礼しますわ」優美さんは少し疲れた顔をしながら入って来た。
優美さんを見ているとどうやら愛弓さんの事で困惑しているのは明らかだった。
「響也さんの負担を減らそうと愛弓にお手伝いさせてたのに、あのコは何も言わなくて…ごめんなさいね…」優美さんは申し訳なさそうに俺をみる。
「いえ、俺の方は別に気にしないで下さい…しばらくの間はつくらない予定だったのに、2人を妊娠させたのは俺の責任ですから!」琴音と美琴をみながら答える。
「響也さん…」「響ちゃん…」2人は俺を見つめ、安らかな笑みを浮かべる。
俺達の笑顔を見て優美さんは少し安心したのだろう。
だが「でも愛弓の替わりは居ないから響也さんには負担がかかるけど大丈夫?」と優美さんは俺に声をかけた。
しかし俺は「大丈夫ですよ、この様な事態は結婚した時から覚悟してましたから」と答える。
そして琴音と美琴も俺に慕うような表情で見つめる。
優美さんは「貴方達の姿を見て少しは安心したわ、でも問題が起こったら何時でも連絡ちょうだい」と言うと優美さん自身も忙しいのか慌てて家を出て行った。
俺達は笑顔で送り姿が見えなくなると途端に疲れが出てへたりこんだ。
「はあ、疲れた。」
「私も…」
「みこも…」
でもこれからは愛弓さんがいないのか…大変になるだろうが、俺が支えるしかないな。
俺はそう決意した。そう考えていると、琴音が「ご飯食べに行きましょう。」というので、レストランに行くことにした。
レストランではやはり二人はアイドルということもあって、VIP席に案内された。
途中、色んな人に声かけられたが、誰も反応しなかった。
「これから大変だろうけど、三人で頑張ろう!!俺たちは夫婦なんだから…」
「はい♪ありがとうございます、響也さん!頼りにしてます。」と琴音。
「みこ達とデキないからって浮気したらダメだよ響ちゃん♪あっ、制度のせいで、できないんだよね、浮気♪♪」と意地悪く笑う美琴。

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