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強制結婚制度  第U章
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強制結婚制度  第U章 28

だけど俺は歩いている途中で頭痛がしたので家に戻った。もちろん美琴と琴音も一緒に家へひきかえした。
三人が家に戻ると玄関で伶亜さんと愛弓さんが話し合っていた。
伶「貴方達、どうしたの?」
琴「はい…響也さんが頭が痛いと言ったので…」
響「俺は別に一人で良いからと言ったのだが二人がどうしてもと…」
美「だって…それも妻の勤めだもん…」
美琴の言葉に琴音は頷く、俺は思わず照れ臭くなり、伶亜さんと愛弓さんは呆れ返っていた。
愛「もう…響也さんは私が見てますから二人は学校に行きなさい、れいちゃんお願い」
伶「分かったわあっちゃん、二人とも行くわよ」
伶亜さんは二人を車に乗せ学校へ連れて行った。
ちなみに伶亜さんと愛弓さんはお互いを“れいちゃん”“あっちゃん”と呼びあって親しい。
それは琴音と美琴にとっても親しみ易いお姉さんと思われているらしい。

俺はとりあえず寝間着に着替えベットに潜った。
愛弓さんは時より部屋に来て介護していた。
「大丈夫…響也さん…」愛弓さんは優しく尋ねる、俺はその姿に思わずドキッとしてしまう。
その姿は流石に琴音や美琴のお姉さんだと思う程の綺麗で可愛いかった。
俺は顔を赤らめ「は…はい…大丈夫です…」と言って照れながら答えた。
とは言え欲望に任せて愛弓さんに手を出すのは無理であった。
制度で結婚した者はいかなる理由があれ不倫は禁止され、まして近親者の場合は殺人並に厳罰にされていた。
それに妻を追加するのには裁判で短くても四・五年かかり長ければ十年以上もかかる為、事実上は不可能とされていた。
俺はしくしくと愛弓さんの介護を受けていた。


琴音と美琴は響也を気にしながら学校に着いた。
二人のクラスは他にも芸能人が居たのでスキャンダル防止を理由に女性ばかり三十名のクラスになっていた。
学校にきてすぐ1時間目が始まった。すると美琴も頭がいたいと言ってきたのだった。すると先生はすぐに早退しなさいと言ってきたのだった。もちろん琴音も一緒に…。

だが美琴は帰り道でとても元気だった。
美「響ちゃん心配だから仮病をつかっちゃった。」
琴「私も心配だったの。美琴の演技は上手いから…」

そんな事を話ながら家に着くとなんと響也が元気に家の中を走っていた。
美「響ちゃん?なにやってんの?」
響「いや…。」
琴「騙したの?」
響「ごめん。」

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