強運天使が舞い降りた!? 13
確かに可愛い子なのだが…
「ちょっと考えさせてくれないか」
「ええ、待ってますね」
智子は僕に一礼して友達のところへ戻って行った。
1人イスに座っていた女子が気になるが、どうも近寄りがたいオーラがあった。
部活動も終わって、その子は僕と桐山先生に軽く一礼をして室内プールから出て行った。
「じゃあ、先に。」
「彼女、ほんとに泳いじゃいけないんですか?」
桐山先生に聞いてみた。
「ええ。佐々木葉月ちゃんね…お母さんも残念そうにしていたけど、仕方ないって…」
「せーんせっ」
そこにエリサがやってきた。
「それじゃ、私は」
桐山先生は僕に一礼して先にプールから去っていく。
プールには僕とエリサの2人だけが残った。
それにしてもエリサの水着姿は眩しい。
見た目は普通に女子高生で通用するし、それに加えて背も高く巨乳で…申し分ない。
「大体君の周りの女性関係はわかった」
「そうかい」
「君は誰を一番と考えてる?」
「…正直、まだ選べないな」
エリサは少し黙った後、真剣な眼差しで僕を見つめた。
「君の運をさらに上昇させる方法を教える」
「どういうこと?」
「私と………すること」
…大事な部分だけ小声で何言ってるかわからなかったんだけど。
「何する…」
「な、何度も言わせないで…」
エリサが今までに見せたことのない表情で僕を見つめる。
その頬が少し赤く染まっている。
「君と、私が、その…せ、せっくす、する…そうすれば、運気はさらに上昇する…」