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俺とメイド達とのエロLife
官能リレー小説 - その他

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俺とメイド達とのエロLife 2

ヒルデさんの響きの良い声に乗って、流暢な言葉が岩盤のような強い意思を持って流れてくる。その言葉の強さに俺も佳音も南美も、うなだれて承諾した。
どこか焦った様子で、佳音と南美が俺の着替えを出してくる。
まだ名乗ってなかったな。俺の名前は六条藍一郎(ろくじょう あいいちろう)。六条家の長男だ。この屋敷には親父と俺と、妹が2人。それに多数の使用人達がいる。
元々は公家だったらしいが、明治時代以降は華族、そして軍人や実業家になることで時流に乗って、富豪になった。
二度の大戦では軍人だった何名かがヨーロッパに赴いて戦っていたらしく、さっきの金髪長身美人のメイド長のヒルダさんも、俺の曾お爺ちゃんが二度目の大戦でヨーロッパに出征した折に東欧から連れ帰ってきた人物の子孫らしい。
思い出しているうちに佳音と南美が俺の着替えを用意してくれた。
大き目な胸を揺らしてやってくる。

「お召しかえをお持ちしました。」
「ありがとう。」

佳音が持ってきてくれたシャツに袖を通す。
目の前では南美が黒のボクサーブリーフを穿かせてくる。

基本的には身の回りの事は自分でもできるが、彼女達がいる時は彼女達に任せないと仕事を取り上げてしまうことになるし女の子が着せてくれるのはちょっと恥ずかしいときもあるけど同時に嬉しいので俺は任せることにしている。

「ちょっと、小さくできませんか?」
「ちょっと南美!」
「おいおい。」
「言ってみただけですよー。すみません。」

南美が聞きようによっては無茶な事を言ってきて佳音にたしなめられる。
そのまま南美がぺろりと舌を出した。
この娘たちもこうして軽く困らせた時の反応が結構いい。
俺のペニスは割と大きいらしい。先月計ったら勃起時で18p程あった。

こういう時はメイドに抜いてもらうのが普通なんだろうけど、あまり時間が無い。
遅刻は信用喪失の第一歩。
家訓の一つだ。

「よし」
「お似合いですよ。藍一郎様」

姿見に映る俺の姿は問題なさそうだ。
着替えが終わって俺は部屋を出る。
佳音も南美も付いて来てカバンを持ってくれている。
俺は紺のブレザー姿で食事の間に入る。

「おはよう。だがいささか遅いぞ」
「申し訳ありません。おはようございます」

円卓形式の大テーブルを囲んでいるのが俺の家族だ。
それぞれのそばに担当の使用人達が付いている。
一番向こうにいるのが六条信道。俺の父親だ。
右隣の席には俺の上の妹、六条照香(ろくじょう てるか)。
親父を挟んで反対側には、下の妹の六条瑞香(ろくじょう みずか)。
照香の横には黒い肌をしたメイドが静かに控え。
瑞香の横には明るい雰囲気のメイドが紅茶を注ぎ。
親父の左右には執事の笠置さんとさっきのヒルダさんが控えている。

「お兄様、おはようございます。いかがなさいましたの?」
「いや、大したことじゃないよ。ちょっと変な夢を見ただけさ」

黒く長い髪を伸ばした照香が問いかけてくるので誤魔化すと、瑞香が言った。

「夢ですか?私が兄さまの夢を占ってあげましょうか?」
「そこまで深い意味はなさそうだからいいよ」

下の妹である瑞香が?マークを頭に載せてそうな顔で言ってくれた。
照香も瑞香もハンサムな親父に似て美人だ。ほかの連中ならくらっと来るかもしれない。

「藍一郎様はお方様に似ておられますから」

ヒルデさんの声がすっと入ってきた。まさか俺の心が読めるのか?
照香と瑞香がヒルデさんを軽く睨んだような気がした…気のせいではなさそうだ。

「ヒルデ」
「申し訳ありません」

親父の一言。それだけで場が静まった。

「さて、今日も朝食にしようではないか…」
「「「はい」」」

俺も着席して、朝食が始まった。

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